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三笘・堂安・久保・伊東の共存はあるのか? 大激戦区の2列目、斬新な組み合わせや連係に期待

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年03月22日

左右ウイングバックの候補者は?

右サイドハーフに加え、トップ下にも意欲を見せる堂安。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 堂安を先発トップ下に据えるとなれば、久保や鎌田がジョーカーに回る形になるが、彼らが途中から出てどういう働きをするかも、1つのチェックポイント。カタールW杯とは逆パターンになるが、それも確認しておいたほうが今後のプラスになる。

 左サイドに関しても、三笘を先発要員にするなら、中村や前田が流れを変える仕事ができるかどうかを確かめるべきだ。過去にない配置や選手起用にトライすることで、日本代表の戦い方の幅は確実に広がる。森保一監督には積極的なチャレンジを見せてほしい。

 もう1つの3バックに目を向けると、右ウイングバックに伊東、左ウイングバックに三笘、2シャドーに堂安と久保を配置するのが現時点で最も攻撃的な組み合わせと見ていい。とはいえ、カタールW杯でもこれだけアグレッシブな陣容はビハインドを背負っていたり、絶対に点を取らなければいけない状況の時だけだった。

 となると、やはり最初は左右のサイドのいずれかにSBをこなせる守備的要員を入れるのが現実的。三笘が先発ならば右は菅原由勢(AZ)や橋岡大樹(シント=トロイデン)になるだろうし、伊東が先発なら左は伊藤洋輝(シュツットガルト)やバングーナガンデ佳史扶(FC東京)が入ってバランスを取るのが無難だ。
 
 残された2シャドーのポジションは多くのアタッカーが競い合うことになる。堂安や久保だけでなく、鎌田や西村もいるし、伊東や中村もインサイドでのプレーが可能だ。1トップ候補の上田綺世(サークル・ブルージュ)も所属クラブでは左シャドーに入っている。指揮官も最適解探しに悩むかもしれない。

 ただし、今回のウルグアイという強敵を視野に入れると、前線からのハードワークができる人材がベター。守備強度の高い堂安と鎌田、伊東あたりを並べるのがよさそうだ。

 果たして指揮官はどのようなチョイスをするのか。いずれにせよ、既成概念に囚われることなく、より幅広い戦い方を持てるような斬新な組み合わせや連係に挑んでほしいもの。3年後に向けての大きな一歩を期待したい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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