【広島】クラブ史上最高の助っ人へ。ドウグラスが描く無限の成長曲線

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2015年11月07日

最終節でハシェック越えを果たすか。

今季ここまで18得点を挙げるドウグラスは、ハシェックが持つクラブ記録の19得点にあと一歩と迫っている。最終節では、記録更新に期待が懸かる。 写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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「広島に移籍する際、『チームに貢献したい』という想いがあった。実際に輪の中に入ったら、クオリティの高い選手で溢れていた。みんなから刺激をもらって、シュート、ディフェンス、コンビネーション、すべてにおいて成長できていると思うし、シャドーとしても前線の3人が連動して相手DFが迷う動きを自然と出せている」
 
 ドウグラスはブラジル時代に州リーグを制した経験はあるものの、これまでのキャリアで各国のトップリーグでの優勝を味わったことはないという。それだけに、年間優勝への想いは強く、G大阪戦の勝利で第2ステージ優勝をほぼ手中にしても、慢心は一切見せなかった。
 
「まだ僕らはなにも勝ち取っていないし、地に足をつけて戦わないといけない。まずは(4日後の11月11日に)天皇杯があるし、22日に最終戦がホームで待っている。チャンピオンシップのことは、それが終わってから考えようかなと。個人としても、現状に満足せず、もっともっと成長しないといけない。良い道のりは歩めていると思うから、今までやって来たことをしっかりやれば、自分が思い描くレベルにも到達できる」
 
 最終節の湘南戦には、ハシェックが持つクラブ記録(外国人選手のシーズン最多得点記録=19点)更新の期待が懸かる。目の前に迫った「個人の記録」に加え、本人も渇望するチャンピオンシップのタイトルを獲得した時、ドウグラスはチーム史上最高の助っ人と呼ばれることになるはずだ。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
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