一方で、今節もうひとつのビッグマッチ、パリSG対R・マドリーの一戦は、０-０のスコアレスドローで終了した。
 
　試合の前に両軍の指揮官が繰り広げた舌戦とともに試合後の対照的なコメントを紹介しよう。
 
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◆試合前
 
ロラン・ブラン（パリ・サンジェルマン監督）
「マドリーはかなり守備的なチームだと思う。ほとんど失点を許さないし、統率が取れているね。（21日の対戦では）まったく違うタイプのチームを見られると思うよ。我々はボールを保持するつもりだし、マドリーは守って、カウンターを仕掛けにくるはずだ」
 
ラファエル・ベニテス（レアル・マドリー監督）
「我々は攻撃的なチームだ！　スタッツを見れば、そんなことはハッキリと分かるはずだ。リーガで最もゴール（18ゴール）を決めているチームは、ウチなんだよ」
 
◆試合後
 
ロラン・ブラン（パリ・サンジェルマン監督）
「結果には満足していない。だから非常に残念だ。特に前半のパフォーマンスは悪すぎた。組み立て自体に問題はなかったけれど、中盤でボールを失いすぎたんだ。ドローは妥当な結果なんじゃないかな。我々は試合を支配することができなかったが、それは相手も同じはずだよ」
 
ラファエル・ベニテス（レアル・マドリー監督）
「我々は勝利にふさわしいプレーを見せたけど、３ポイントを持ち帰ることができなかった。選手たちが良いプレーを見せてくれる自信はあったし、実際、多くのチャンスを作り試合をコントロールできていた。相手より多くのパスを回し、数多くのシュートも打った。チームの出来には満足しているよ」
 
文：内藤秀明