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【カタールW杯|E組展望】大事なのは初戦。“100%”ではないドイツとスペインに、日本とコスタリカはどう挑むか

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年11月12日

怪我人の多発が指揮官を悩ませる

開催地カタールでトレーニングを開始した森保ジャパン。17日のカナダ戦で弾みをつけられるようなゲームを期待したい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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■コスタリカ
(3大会連続6回目の出場)

 大陸間プレーオフでニュージーランドを下して3大会連続のW杯出場を決めた。

 前回はブラジルと同組でグループステージ敗退となったが、守護神ケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン)を筆頭に、2014年のブラジル大会でベスト8に輝いたメンバーが主力として残る。

 そこに18歳の“神童”ジェウィソン・ベネット(サンダーランド)などヤングパワーが加わった。前線で攻撃を引っ張るのは、2014年メンバーのホエル・キャンベル(レオン)だが、鋭いフィニッシュを武器とする22歳のアントニー・コントレラス(エレディアーノ)は欧州の二強や日本にとっても要注意だ。

 ブラジルW杯ではイングランド、イタリア、ウルグアイが揃うグループで首位突破しているが、やはり鍵は初戦だろう。4-4-2をベースにするが、5バックはいつでも使える。9日には国内でナイジェリアと壮行試合を行ない、2-0で勝利。直前のイラク戦で最終調整して、初戦のスペイン戦に挑む。
 
■日本
(7大会連続7回目の出場)

 かつてない厳しいグループに入ったが、ベスト8以上という森保一監督の強気な姿勢は変わらない。

 9月のアメリカ戦とエクアドル戦では4ー2ー3ー1を使いながら、対戦相手をより意識した戦い方で、課題を含めて良い感触を掴んだが、怪我人の多発が指揮官を悩ませている。

 9月の代表戦を前に膝を負傷した板倉滉(ボルシアMG)と浅野拓磨(ボーフム)に加えて、守備の要として期待される冨安健洋(アーセナル)も右太ももの痛みが再発したと伝えられる。

 そして最大の打撃が中山雄太(ハダーズフィールド)のアキレス腱負傷。26人のメンバー発表が行なわれて1週間後に事態が発表され、町野修斗(湘南)が追加招集された。

 攻撃のオプションは増えたが、左サイドバックをメインとする中山のビルドアップ能力とバランス感覚は代えが利きにくい。そしてディフェンスラインの選手層も不安要素に。

 板倉や冨安が怪我のリスクを抱え、吉田麻也(シャルケ)や谷口彰悟(川崎)、酒井宏樹(浦和)も年齢が高めだ。また中山が抜けたことで、センターバックを兼任する伊藤洋輝(シュツットガルト)も左サイドバックをメインにせざるを得ない。

 さらに、ここに来て攻守の要である遠藤航(シュツットガルト)がブンデスリーガの試合で脳震とうを起こしてしまった。暗雲が漂うチームだが、開幕前の17日にUAEで行なわれるカナダ戦で勢いを付けることができるか。
 
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