【500試合出場記念ストーリー】ジャッロロッソに永遠の忠誠を誓うデ・ロッシ

カテゴリ:ワールド

白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

2015年10月19日

欧州中の名立たるメガクラブから幾度となく誘われた。

トッティ(右)は自身の後継者として期待するデ・ロッシを誰よりも気に掛け、何度も慰留に務めた。(C)Getty Images

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 ASローマが最後にセリエA優勝を飾ったのは、デ・ロッシがプロデビューする前年の2000-2001シーズン。以降はユベントス、ミラン、インテルという北部の名門の牙城を崩せず、惜しくも2位に終わることなんと8回。デ・ロッシも嫌と言うほど悔し涙を流した。
 
 このままローマに留まっていて、セリエAやチャンピオンズ・リーグを制覇できるのか――。そんな考えが頭を過ぎっても不思議ではない。
 
 実際、ミラン、ユベントス、インテルという国内のライバルはもちろん、R・マドリー、バルセロナ、チェルシー、マンチェスター・U、マンチェスター・C、アーセナル、バイエルン、パリSGなど国外のメガクラブからも、幾度となく誘われた。
 
「年俸はローマで受け取る倍額を保証する。ウチに来て君の実力に相応しいメジャータイトルを一緒に獲得しよう」
 
 世界に名立たるメガクラブにそう勧誘されて、心が揺さぶられないわけがない。現代フットボールではキャリアを1つのクラブに捧げる選手はいわば希少種。デ・ロッシも思い悩んだ。
 
 とりわけ、ローマが資金難で銀行管理下に置かれ、クラブのフロントが事実上機能していなかった2009年からの2年間、そして心無い誹謗中傷を受けるなどサポーターとの関係が壊れかけた2013年頃は、真剣に退団を検討したという。
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