伝統のイタリア・ダービーは激しい肉弾戦に。狙い通りの結果を手にしたのは?

カテゴリ:メガクラブ

白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

2015年10月19日

後半に入って一気に流れを引き寄せたユーベだが…。

前半はほぼ封じられたクアドラード(右)だが、スペースを得た後半はスピードに乗った突破で幾度となく右サイドから好機を演出した。(C)Getty Images

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 一転して後半は、陣形をコンパクトにしたうえでプレスの強度を上げてきたユーベのペース。47分にクアドラードがポストに当たる惜しいシュートを放てば、その後も立て続けにCKを奪うなどインテル陣内に攻め込んだ。
 
 ユーベはその後も素早いパスワークで試合を支配し、調子を上げてきたポグバとクアドラードの個人技などで何度かチャンスを作るも、69分にケディラが放ったシュートがポストに当たるなどなかなかゴールを奪えない。
 
 業を煮やしたアッレグリ監督は、70分にモラタに代えてマンジュキッチ、78分にザザに代えてディバラを投入。ゴールを目指して勝負に出た。
 
 しかし、負けを嫌ってさらに重心を下げてきたインテルも、ギリギリのところで身体を張って粘る。87分にマンジュキッチが放ったボレーも敵にブロックされるなどユーベは最後までゴールを割れず、結局はこのままスコアレスドローで終了した。
 
 これでインテルは2位の座をキープし、試合後にマンチーニ監督も「私は結果に満足している」とコメント。一方、ユーベは14位までランクダウンし、アッレグリ監督も「ゴールが欲しかった」と嘆いた。
 
 インテルにとっては少なくとも終盤に入って以降は狙い通り、ユーベにとっては悔やまれるドロー決着と言っていいだろう。
 
文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
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