2人のドリブラーの投入が全てを変えた。
2点を追うレスターのラニエリ監督は、後半開始とともに動く。
岡崎とシュラップに代えて、マハレズとダイアーを投入。布陣も4-4-2から4-2-3-1に変更した。個人技に優れた2人を2列目に配置し、高い位置でタメを作り、さらに仕掛けを図ることで、守勢に回るであろう相手を崩すための変化を生み出そうと狙った。
レスターは前半とは見違えるように、立ち上がりから敵陣での素早いパスワークでボールを支配。また、高い位置からのプレッシャーでサウサンプトンDF陣のミスを誘うなど、イタリア人指揮官の交代策は見事に的中した。
これを見かねたサウサンプトンのクーマン監督も、2枚替えを決意。前半に接触プレーで瞼を切っていたセドリクに代えて、吉田を投入。さらにS・デイビスを下げ、守備的MFのクラシーを入れた。
オランダ人指揮官が交代策を施してから7分後、レスターがついに得点を奪う。
右サイドでボールを受けたダイアーが仕掛けて、サイドを攻略。フリーで上げたクロスボールに、ヴァーディーが飛び込んで1点を返した。強烈なヘディングでゴールを決めたヴァーディーは、これで6試合連続得点、シーズン通算では8ゴール目となった。
絶好調のエースの得点で試合の流れを完全に逆転させたレスターは、アタッキングサードでの攻撃を試合終盤まで貪欲に続ける。そしてアディショナルタイム、ビッグチャンスを迎えた。
相手GK、K・デイビスが蹴ったボールをハーフウェーラインでカットしたドリンクウォーターからダイアー、マハレズと素早く展開。ゴール正面で前を向き、ドリブルを仕掛けようとしたマハレズは相手DF陣を引き付け、空いた右のスペースにスルーパスを通す。そこにヴァーディーが走り込み、強烈な一発を見舞って試合を振り出しに戻した!
土壇場での同点弾にスタンドが興奮と沈黙に二分されるなかで、白熱した好ゲームは終了した。
しかし残念ながら、岡崎、吉田の2人の日本人はともに見せ場なく試合を終えてしまった。
岡崎はチームが守勢に回ったことでなかなか好機に絡めず、吉田も慣れないSBで、しかも出場時間が限られた難しい状況でのプレーと、ともに目立った活躍を求めるのは酷と言えるかもしれないが、それでもあまりに存在感が薄かったと言わざるを得ない。
さてレスターだが、前半はサウサンプトンに完全に押し込まれ、今シーズン最悪の出来といっても過言ではないほどの展開だっただけに、指揮官の采配が的中したことで得たこのアウェーでの引き分けは、勝利に等しい価値のあるものだと言えるだろう。
次節はクリスタル・パレスとの上位対決。岡崎はこの大事な一戦で、長らく遠ざかっているゴール(2節以来)を挙げられるだろうか。
岡崎とシュラップに代えて、マハレズとダイアーを投入。布陣も4-4-2から4-2-3-1に変更した。個人技に優れた2人を2列目に配置し、高い位置でタメを作り、さらに仕掛けを図ることで、守勢に回るであろう相手を崩すための変化を生み出そうと狙った。
レスターは前半とは見違えるように、立ち上がりから敵陣での素早いパスワークでボールを支配。また、高い位置からのプレッシャーでサウサンプトンDF陣のミスを誘うなど、イタリア人指揮官の交代策は見事に的中した。
これを見かねたサウサンプトンのクーマン監督も、2枚替えを決意。前半に接触プレーで瞼を切っていたセドリクに代えて、吉田を投入。さらにS・デイビスを下げ、守備的MFのクラシーを入れた。
オランダ人指揮官が交代策を施してから7分後、レスターがついに得点を奪う。
右サイドでボールを受けたダイアーが仕掛けて、サイドを攻略。フリーで上げたクロスボールに、ヴァーディーが飛び込んで1点を返した。強烈なヘディングでゴールを決めたヴァーディーは、これで6試合連続得点、シーズン通算では8ゴール目となった。
絶好調のエースの得点で試合の流れを完全に逆転させたレスターは、アタッキングサードでの攻撃を試合終盤まで貪欲に続ける。そしてアディショナルタイム、ビッグチャンスを迎えた。
相手GK、K・デイビスが蹴ったボールをハーフウェーラインでカットしたドリンクウォーターからダイアー、マハレズと素早く展開。ゴール正面で前を向き、ドリブルを仕掛けようとしたマハレズは相手DF陣を引き付け、空いた右のスペースにスルーパスを通す。そこにヴァーディーが走り込み、強烈な一発を見舞って試合を振り出しに戻した!
土壇場での同点弾にスタンドが興奮と沈黙に二分されるなかで、白熱した好ゲームは終了した。
しかし残念ながら、岡崎、吉田の2人の日本人はともに見せ場なく試合を終えてしまった。
岡崎はチームが守勢に回ったことでなかなか好機に絡めず、吉田も慣れないSBで、しかも出場時間が限られた難しい状況でのプレーと、ともに目立った活躍を求めるのは酷と言えるかもしれないが、それでもあまりに存在感が薄かったと言わざるを得ない。
さてレスターだが、前半はサウサンプトンに完全に押し込まれ、今シーズン最悪の出来といっても過言ではないほどの展開だっただけに、指揮官の采配が的中したことで得たこのアウェーでの引き分けは、勝利に等しい価値のあるものだと言えるだろう。
次節はクリスタル・パレスとの上位対決。岡崎はこの大事な一戦で、長らく遠ざかっているゴール(2節以来)を挙げられるだろうか。