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【川崎】心を熱くした逆転優勝へ望みをつなぐPK。奇跡の3連覇へチームを後押しする信じ続ける力

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2022年10月30日

指揮官が語る“信じ続ける”重要性

苦しい試合ながら神戸に2-1で競り勝つ。その瞬間、誰もが力強いガッツポーズを見せた。(C)SOCCER DIGEST

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 今季のチームは新陳代謝を図りながら強化を進めてきただけに、多くの不測の事態に見舞われるなかで、どこか安定感を欠く試合が多かったように映る。

 そんなチームをキャプテンの谷口やほかの経験豊富な選手たちとともに、背中で、言葉で引っ張ってきたのが、小林であり、家長であった。

 今季、出場機会が限られていた小林は、レアンドロ・ダミアンの負傷もあって、9月以降、CFとして先発のチャンスを掴むと、ここ5試合で3ゴール。ストライカーらしい動き出し、周囲への要求でチームを活性化させている。

 一方、リーグ戦でチーム唯一の全試合出場を続ける家長は、攻撃を牽引しながらリーグ2位の12ゴールをマーク。例年以上に欠かせない存在となっている。
 
 鬼木監督は神戸戦の前に心情をこう語っていた。

「僕らはやるべきことをやる。(心情は例年と)基本的には何も変わらないと言ったらあれですが、首位で迎えるのか、2位で迎えるのか、そういうところだけであって、ずっと信じ続けています。改めて自分のなかでも“信じる”ではなく、“信じ続ける”ということだと思うんです。ブレないことが改めて大事なんだなと実感しています。そうして多くの人が一緒に信じてくれてパワーになる。その面で例年と何も変わっていませんね」

 神戸戦での土壇場での勝ち越しゴールも“信じ続ける”想い、そして優勝を決して諦めない男たちの意地が生んだPKだったのかもしれない。

 試合後に行なわれたホーム最終戦としてのセレモニーでは、吉田明宏社長、鬼木監督、キャプテンの谷口が、アウェーでの最終戦、FC東京戦へ「力を貸してください」と力強いメッセージを呼びかけた。心が熱くなる瞬間であった。

 大逆転優勝へ川崎はこれまで通り、信じ続けるだけである。得失点差を考えれば神戸でのアウェー戦を戦う横浜が破れない限り、吉報は届かないだろう。

 それでも川崎はまずは目の前のFC東京戦への勝利に集中する。その先に栄光が待っていると信じ続けて。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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