当初見込まれていた離脱期間も短縮され、いよいよ日立台のピッチに立つ日も。
コミュニケーションを欠かさず、時には冗談を言い合いながら、選手が前向きにリハビリに取り組めるような状況を作る。自分から一方的にリハビリメニューを押し付けずに、選手の考えを尊重し、意見を取り入れながら文字通り二人三脚で赤井氏は増嶋とリハビリを進めてきた。
そういう赤井氏のアプローチもあったからだろう。増嶋自身、リハビリ期間中は気持ちを奮い立たせ、復帰へ向けて高い意識を持ち続けていた。体重が増えすぎないようにと真夏でもピステを着てリハビリに取り組み、汗をたっぷりとかいた。身体を回復させるために毎日の食事も普段以上に気を遣った。
当初は7か月と診断された離脱期間が短縮され、9月下旬に復帰できた要因としては、周囲の献身的なサポートに加え、増嶋自身が「復帰へ向けて努力していたことが大きい」と赤井氏は言う。
増嶋の全体合流は赤井氏にとっても大きな喜びだった。ただ、より大きな感慨と充実感を味わうのは、怪我を乗り越えた選手が公式戦のピッチに立ってプレーをした時だという。
「選手の怪我が治り、ピッチで活躍する姿を見るのが一番のやりがいですね。(増嶋は)まだ試合には出ていませんので、ここからだと思いますが、復帰に向けて頑張ってほしいです」
公式戦復帰は、未定である。だが靭帯損傷の大怪我と、厳しいリハビリを乗り越えた背番号5が、もうすぐ日立台のピッチに帰ってくる。
取材・文:鈴木 潤(フリージャーナリスト)
そういう赤井氏のアプローチもあったからだろう。増嶋自身、リハビリ期間中は気持ちを奮い立たせ、復帰へ向けて高い意識を持ち続けていた。体重が増えすぎないようにと真夏でもピステを着てリハビリに取り組み、汗をたっぷりとかいた。身体を回復させるために毎日の食事も普段以上に気を遣った。
当初は7か月と診断された離脱期間が短縮され、9月下旬に復帰できた要因としては、周囲の献身的なサポートに加え、増嶋自身が「復帰へ向けて努力していたことが大きい」と赤井氏は言う。
増嶋の全体合流は赤井氏にとっても大きな喜びだった。ただ、より大きな感慨と充実感を味わうのは、怪我を乗り越えた選手が公式戦のピッチに立ってプレーをした時だという。
「選手の怪我が治り、ピッチで活躍する姿を見るのが一番のやりがいですね。(増嶋は)まだ試合には出ていませんので、ここからだと思いますが、復帰に向けて頑張ってほしいです」
公式戦復帰は、未定である。だが靭帯損傷の大怪我と、厳しいリハビリを乗り越えた背番号5が、もうすぐ日立台のピッチに帰ってくる。
取材・文:鈴木 潤(フリージャーナリスト)