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大迫&浅野が不在の日本代表、“スピード系FW”起用でW杯勝利への道を切り開けるか? 鎌田大地も強調「今のサッカー界は足が速くてナンボ」

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年09月21日

ロンドン五輪のスペイン戦の試合運びが鍵に

森保監督が期待する「ザ・ストライカー」上田は、日本が主導権を握れる試合のほうが脅威となれる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 実際、10年前の2012年ロンドン五輪でも、日本は初戦のスペイン戦で永井謙佑(名古屋)を最前線に配したハイプレス戦術でぶつかり、敵を凌駕し、1-0で勝利している。スペインが、余裕を持ってボールを回すのを妨いだうえでボールを奪い、永井のスピードを生かしてチャンスを作り、大津祐樹(磐田)のゴールにつなげたのだ。

 試合に出ていた権田や吉田麻也(シャルケ)、酒井宏樹(浦和)は当時のイメージが頭の片隅にあるのではないか。そして似たような試合運びを意識していけば、金星獲得への道が開けてくるのではないだろうか。

 今回のメンバーには、上田綺世(サークル・ブルージュ)と町野修斗(湘南)という異なるタイプのFWも控えている。2人も魅力あるFWだが、7月のE-1選手権で台頭した町野は国際舞台での経験不足がどうしても否めない。今回の出場チャンスはそう多くなさそうだ。
 
 森保一監督が、前々から期待を寄せる上田は、ベルギーで今季2点を叩き出していて、世界基準への適応速度を引き上げている。ただ、やはり上田は「ザ・ストライカー」。日本が主導権を握って攻める状況で出場したほうがより脅威になれる。

 ドイツ、スペイン戦を想定して思い切ったチャレンジをするなら、爆発的速さのある古橋や前田のほうがメリットが多い。その起用に目途がつき、大迫や浅野が本番に間に合えば、日本はより幅広い選択肢を持ちながらカタールW杯に挑めるようになる。

 ポジティブな状態に近づけるためにも、まずはアメリカ戦で内容ある勝利を追い求めるのが肝心。日本人の特長であるスピードや俊敏性、ハードワークといったストロングを最大限、有効活用して、主軸FW離脱の困難を乗り切ってほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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