• トップ
  • ニュース一覧
  • 長谷部誠、遠藤航、鎌田大地、伊藤洋輝。ブンデスで“4人同時先発”の一戦で躍動したサムライたちの現在地

長谷部誠、遠藤航、鎌田大地、伊藤洋輝。ブンデスで“4人同時先発”の一戦で躍動したサムライたちの現在地

カテゴリ:海外日本人

河治良幸

2022年09月18日

「あの年齢で、ここでプレーしてること自体が自分は想像できない」

長谷部(左)は、遠藤(右)のチームで置かれている立場に理解を示した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 対戦した遠藤航は「あの年齢で、ここでプレーしてること自体が自分は想像できない」と語る。38歳の長谷部本人は、もしかしたら現役最後になるかもしれないシーズンを1試合1試合、全力で取り組んでいるようだが、その姿が後輩たちの指針になっていることは間違いない。

 シュツットガルトはフランクフルトに敗れたことで、開幕戦から7試合未勝利となった。しかしながら、遠藤は押しも押されぬキャプテンとして、伊藤は2シーズン目で最終ラインのレギュラーを確かなものとしている。遠藤は3-5-2の右インサイドハーフでプレー。マンツーマン気味に前からプレッシャーをかけるディフェンスのなかで、相手のボランチをチェックするだけでなく、前線が剥がされたところのフォローでも存在感を見せた。

 また、CBの伊藤を主な起点に、左でソサとサイラス・ワマンギツカが仕掛けてのクロスにボックス内で合わせに行くなど、遠藤は縦への積極性も見せた。本人に聞くと「8番(インサイドハーフ)でプレーするなら最後、ああいうところにスプリントで入っていく。そうすると人数を最後にかけられるかで、相手のボランチよりも前に入れるかみたいなところだと思う」と語った。
 
 ペッレグリーノ・マタラッツォ監督からは、できるだけ高いポジションを取ることを求められるが、そうなると間でつなぐ選手がいなくなる。「そこは代表とは違うやり方なので、難しさを感じながらやってます」(遠藤)。59分にアンカーのアタカン・カラゾルがリリアン・エグロフとの交代で下がり、遠藤がアンカーのポジションに移ると、下がり目でボールを受けながら攻撃のリズムを作る役割を果たした。

 対戦相手の長谷部は「彼の良さは、もう1個後ろ(アンカー)かなって個人的には見ていて思っている」と考えを語りながら、遠藤のチームで置かれている立場に関しても「残留争いをするチームで、僕もいたことがあるので分かるけど、ましてやキャプテンでやらなくちゃいけない」と経験豊富な先輩ならではの言葉で説明してくれた。

 遠藤も「自分がここですぐキャプテンをやるなんて思ってはなかった」と前置きしながら「なったらなったで、さらに自分も責任感だったり、年齢が一番上なので。まだ29歳ですけど、やっぱりそういう周りの見られ方も、どっちかというとそういう中心的な存在だったり、キャプテンとして見られてると思う」と語る。チームとしてはちょっとしたところの噛み合わせに課題を感じながら、良くなっていく手応えを得ているようだ。
 
【関連記事】
「なぜ?」中島翔哉、途中出場から約15秒後のタックルでまさかの一発レッド。トルコ2戦目でキャリア初の退場処分に茫然
「ハセさんは僕ら日本人にとって…」“直接対決”で長谷部誠の凄みを目の当たりにした遠藤航は何を語ったか?
「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」なでしこ岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希とバカンスを楽しむ様子が反響
「GK出し抜いてるの天才すぎる」上田綺世の“インザーギばり”裏抜け→技ありコロコロ弾が反響!「ゴール前の落ち着きよ」
「失点シーンでは完全にフリーにした」ダービー敗戦のシャルケ吉田麻也に地元メディアは最低評価「オフサイドを主張している間に…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ