今回の直接対決で遠藤の闘志に改めてスイッチ
実際、長谷部が3バックの中央に陣取った13日のチャンピオンズリーグ・マルセイユ戦以降、フランクフルトの守備は確実に安定感を増している。鎌田が55分に直接FKで2点目を挙げ、終盤に鎌田のCKからクリスティヤン・ヤキッチが3点目を奪えたのも、計算できる仕事をしてくれる人間が最後尾に陣取っていることが大きい。
だからこそ、オリバー・グラスナー監督もセバスティアン・ローデが68分に退いた後、主将の大役を長谷部に託したのだろう。
結局、1-3で苦杯を喫するとともに、大先輩にいぶし銀の働きを見せつけられた遠藤は試合後、しみじみとこう語っていた。
「そもそも、あの年齢でここ(ブンデス1部)でプレーしていること自体が全然、想像できない。出たら勝つし、パフォーマンスも良い。動きの量はそんなに多くないかもしれないけど、周りの選手をうまく活かしながら自分が最後はカバーする。その経験値の差が今日の試合では出たのかな。ハセさんの存在は僕ら日本人にとってすごく大きいし、見習うべき存在だと思います」
遠藤は日本代表においても偉大な長谷部の背中を追いかけてきた。4年前のロシア・ワールドカップでは出番なしに終わった時も「代表引退したハセさんの後釜を誰がやるんだという話になって、自分がスタメンを勝ち取ればいいんだと思った」と改めて本音を吐露した。
だからこそ、オリバー・グラスナー監督もセバスティアン・ローデが68分に退いた後、主将の大役を長谷部に託したのだろう。
結局、1-3で苦杯を喫するとともに、大先輩にいぶし銀の働きを見せつけられた遠藤は試合後、しみじみとこう語っていた。
「そもそも、あの年齢でここ(ブンデス1部)でプレーしていること自体が全然、想像できない。出たら勝つし、パフォーマンスも良い。動きの量はそんなに多くないかもしれないけど、周りの選手をうまく活かしながら自分が最後はカバーする。その経験値の差が今日の試合では出たのかな。ハセさんの存在は僕ら日本人にとってすごく大きいし、見習うべき存在だと思います」
遠藤は日本代表においても偉大な長谷部の背中を追いかけてきた。4年前のロシア・ワールドカップでは出番なしに終わった時も「代表引退したハセさんの後釜を誰がやるんだという話になって、自分がスタメンを勝ち取ればいいんだと思った」と改めて本音を吐露した。
「ロシアの後、シント=トロイデンへ行って、ここに来て、代表でも試合に出れてるっていうのは、自分が思い描いてきたこと。今、目標を達成しつつあるのは嬉しいけど、まだワールドカップに出たわけじゃない。そこでしっかり試合に出て、結果を残さなきゃいけない」と、今回の直接対決で遠藤の闘志に改めてスイッチが入った様子だ。
常に向上心に満ち溢れる29歳の男にしてみれば、シュツットガルトの1部残留、日本代表のW杯8強の両方のけん引役になれてこそ、初めて長谷部を超えられるという感覚がどこかにあるのかもしれない。カタールW杯後には吉田からキャプテンを引き継ぐことが有力視されるだけに、それだけの実績を残してほしいところだ。
さしあたって、今回のフランクフルト戦で得た貴重な経験を、9月の代表2連戦、そして2か月後の世界舞台に活かすことが肝要だ。長谷部から引き継いだリーダーシップの前向きな変化が楽しみである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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常に向上心に満ち溢れる29歳の男にしてみれば、シュツットガルトの1部残留、日本代表のW杯8強の両方のけん引役になれてこそ、初めて長谷部を超えられるという感覚がどこかにあるのかもしれない。カタールW杯後には吉田からキャプテンを引き継ぐことが有力視されるだけに、それだけの実績を残してほしいところだ。
さしあたって、今回のフランクフルト戦で得た貴重な経験を、9月の代表2連戦、そして2か月後の世界舞台に活かすことが肝要だ。長谷部から引き継いだリーダーシップの前向きな変化が楽しみである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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