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“バイエルン帰り”の福井太智、8発圧勝のパレスチナ戦で“理想の姿”を体現。「最後までゼロに抑えられたことは良かった」【U-19代表】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2022年09月17日

欧州→アジアの長距離移動も貴重な財産に

3連勝を飾り、首位突破に王手をかけた日本。イエメンとの最終戦でも、鳥栖育ちの成長株はどんなプレーを見せるか注目だ。写真:佐藤博之

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 攻守でタフにプレーした福井。だが、開催地のラオスに入った時点ではコンディションが良いとは言えなかった。直前まで渡独しており、バイエルン・ミュンヘンの練習に参加していたからだ。もっとも、学びも多く、長距離移動を経ての代表合流を経験できた点は、将来を見据えても大きな意味がある。13日の練習でも福井はこう話していた。

「(欧州から移動して代表に合流するのは)初めての経験。どうなのなかって思いながらここに来ましたけど、大会に向けて(身体を)作ってきた」

 欧州クラブに所属し、A代表などにステップアップすれば、こうしたケースは往々にしてある。欧州とアジアの長距離移動を味わえたのは財産になった。

 また、ゲームの流れを読む部分で、バイエルンでの経験が生かされており、この試合でも成長の跡を示した。
 
「向こうの試合を見ましたし、セカンドチーム(バイエルンU-23)の試合も見ましたけど、相手のチームも含めてゲームの運び方が上手いし、最後まで切らさないことは大事だと思った。このような(大差がつく)試合になりましたけど、最後までゼロに抑えられたことは良かったです」

 パレスチナは5−4−1で守備を固めてきたため、システムの噛み合わせでアンカーのポジションが比較的フリーになるケースが多かった。ゲームを落ちかせる役割だけではなく、いつも以上に縦パスを入れる意識を持って攻撃をオーガナイズ。加えて、攻撃一辺倒にならず、守備時も相手のカウンターにしっかり対応しながらタスクを全うした。

 そうした経験も今後に必ず生きる。「信頼して使ってもらっているのは嬉しい」とは福井の言葉。中1日の連戦でフル出場した男は疲れを見せず、表情には充実感が漂っている。残された試合もあと1つ。予選突破が懸かるイエメンとの最終戦でも、鳥栖育ちの成長株がどのようなプレーを見せるのか注目だ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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