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元Jリーガー中田一三が通信制高サッカー部で乗り出す夢の育成プロジェクト! 多彩な指導歴で目ざすは「仲間と一緒にやり切れる場」

カテゴリ:高校・ユース・その他

加部 究

2022年09月14日

軸となるのはコミュニケーションと読書

仙台など6チームで13年間に渡りJリーグで活躍。指導者としての新たな舞台では、「失敗も許される場所にしていきたい」と志す。(C)SOCCER DIGEST

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 約30年前の高校生活を思い起こせば「ただサッカーをするためだけに」学校へ通っていた。

「7時から朝練習があり、午後の練習を終えて帰宅すると20時を過ぎることもある。足りない睡眠時間は授業中に確保するしかなかった。どちらかといえばやんちゃな方でしたが、先生方にはサッカーをやっていたから何かと目を瞑ってもらっていたし、サッカーでなんとか恩も返せたんだと思います」

 逆に通信制高校なら、毎日フレッシュな状態でトレーニングに集中し、空いた時間を将来の人生設計のために有効活用することが出来る。軸を成すのは、コミュニケーションと読書だという。

「陽が上がったら農作物の栽培にひと汗を流す。自分たちで作ったものを食べる。ここには農林水産と一次産業が可能な環境が整っているので、こうして自然の中での自分の在り方を感じるきっかけを提供してあげたい。読書も奨励していこうと考えています。普段の生活の中で知識を増やすことが習慣化されていけば、サッカーでもチャレンジできることが増えていくはずです」
 
 中学時代には「みんなで四中工へ行って全国制覇しようぜ!」と、トレセン仲間たちを焚きつけた。お山の大将が勢揃いした集団は「当初小競り合いが絶えなかった」そうだが、徐々に自分を知り、お互いの長所を理解するようになると「味方の良さを引き出し、足りないものを補い合うのに何をするべきか」を考えられるチームへと変貌していったという。

「個々の良いところを認めると同時に、失敗も許される場所にしていきたい。そういう意味では1度失敗してしまった選手を転校で迎え入れることなども視野に入れています」

 真剣にプロを目ざしたいと願っている選手たちが、ひた向きにトライできる。代々木高サッカー部を、そんな場所にしていきたいと考えている。

「保育園の巡回指導から大人まで、引き出しを広げるためにもいろんな指導経験を重ねて来ました。学童は次々に楽しいメニューを提供し、『サッカー、って面白い』と思ってもらうことが全てです。一方プロは、整えられたチームで結果を出すのが全て。ただカテゴリーが異なっても共通項はあります。やはりやっている選手が楽しいと感じているかどうかは、観ている人たちにも伝わりますから」
 
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