こうして両者はそれぞれの弁護士へと向かうことに。トッティは「裁判にはしたくない」と、子どもたちのために様々な提案をしても受け入れられなかったと述べている。

「家は子どもたちに残し、（自分たちは）３日ずつ交替で暮らすかたちにしようと提案した。子どもたちが荷物を持って行き来するのを見たくなかったんだ。だが、彼女はノーと言った。それなら大きい家だし分けようと提案したが、それも断られた。彼女だけが家に残ることを望んだ」

　その後は「私の支払いで彼女がバカンスに出かけたから」、今後の家のことを話せていないという。さらに、トッティは「それだけじゃない。彼女は父親と貸金庫も空にしたんだ。時計のコレクションを持っていかれた。保証書や箱もない」と続けた。

「高価なロレックスだ。彼女は私がプレゼントしたと主張するが、メンズの時計だぜ…。金の問題だとは思わない。むしろ腹いせだろう。私はどうしたか？ どうすればいいのさ。彼女のカバンを隠し、交換してくれるのを願ったさ（笑）。 でも、どうしようもなかった」
 

　ほかにも、トッティはGPSで行先を調べられたり、興信所や知人を使って追跡されたり、ノエミさんの家に人を張らせたりされたとも明かしている。

　最後に、これからどうなるかを問われると、トッティは「分からない。「裁判になるのを恐れている。まだ合意に達してこの話を終わらせられるように願っている」と締めくくった。

「確かなのは、今後は黙って話さないということだ。サッカーのことや、永遠に私の心にあるローマのことを話すためのインタビューをするほうが何千倍もよかったよ」

　このトッティのインタビューに対し、イラリーは公には反論していない。『Repubblica』紙によると、イラリーは子どもたちを守ることが優先と話しているという。

　一方で、同紙は、タレントであるイラリーが、必要であれば番組でトッティについて話す可能性もあると報道。友人が「イラリーはこの数年で、約50の家族を壊せるようなことを見てきた」と話しているとも伝えた。

　かつて多くの人から愛されたトッティとイラリーの泥沼の離婚劇は、どのような展開を迎えるのか。ただとにかく、両者が望んでいるように、３人の子どもたちが何よりも優先されるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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