名古屋――新システムで川崎のパスワークを遮断できるか。
名古屋グランパス
2ndステージ成績(10節終了時):10位 勝点14 4勝2分4敗 14得点・16失点
年間成績(27試合終了時):10位 勝点36 10勝6分11敗 32得点・34失点
【最新チーム事情】
●コンディション不良の野田はベンチ待機。川又がスタメン復帰濃厚。
●川崎対策として、中盤の陣形を変更。
●L・ドミンゲスの回復は遅れる。ベンチ入りも微妙。
●望月がA契約に。
【担当記者の視点】
リーグ戦でここ3試合勝利がなく、ムードは決して良くはない。前節・仙台戦の敗戦で10位に転落し、「難しい差ではない」(西野監督)としていた逆転優勝への望みも消えかかろうとしている。しかも今節は、滅法苦手とする川崎戦と、逆風は強まるばかりだ。
そうしたなかで、この試合では新システムの採用に踏み切る可能性がある。相手のパスワークを封じる意味合いも込め、中盤は2ボランチではなく、田口の1ボランチに。1.5列目にふたりが並ぶ形となる。狙いどおりに機能するかは見ものだろう。
さらに注目したいのが、川又の出来だ。野田のコンディション不良によって巡ってきた先発のチャンスをしっかり活かせるか。リーグ戦で5試合ノーゴールと不振に陥るストライカーの意地が見られることを期待したい。