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【U-18プレミアリーグ】世界クラスに刺激を受けた大宮ユースMFの山田陸が市立船橋相手にハイパフォーマンスを披露

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2015年08月24日

市立船橋戦での好プレーにも満足感を示さず。

7分に大宮ユースの藤沼(8番)が先制点。この1点を守り切った大宮が上位対決を制し、EAST首位に躍り出た。

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 この自覚は市船戦で顕著に現れた。常に首を動かして周囲の状況を読み取り、次のプレーに移行しやすいポジショニングをとる。すると、セカンドボールや味方からのボールが面白いように彼に収まり、彼の展開から攻撃が始まった。
 
 開始7分にMF藤沼拓夢のミドルシュートで先制してからも、攻撃の起点として、相手に流れを渡さない、ハイレベルなプレーを見せた。それは常にポジショニングで優位に立つことで、相手の意図を上回るプレーができたからこそであった。予測のスピードを早め、さらに精度を上げたプレーで、1-0の勝利に貢献。
 
「市船は本当に上手かった。でも、やっぱり彼(ダンテ・リゴ)のほうが本当に圧倒的な能力を持っていた。だからこそ、ここでのプレーで満足してはいけないし、もっとゲームをコントロールする力を養わないといけない」
 
 実はオッテンカップにおいて、オランダ人関係者などの間では、大宮ユースで一番高い評価を受けていたのが山田だった。もともとあったポテンシャルに、より高い向上心と目標が加わった。
 
 おそらく、これから先、どんな良いプレーを見せても、山田の心は満たされないだろう。世界で体感した同年代トッププレーヤーの強烈な残像がある限り。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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