【FC東京｜採点・寸評】
GK　
13　榎本達也　6.5
J１でのリーグ戦出場は５年ぶりだったが、終始落ち着いてプレー。「質の高さを見せてくれた」と、指揮官も称賛した。
 
DF      
２　徳永悠平　６
太田の欠場に伴い、左SBで出場。積極的な仕掛けでサイドでの主導権を掴んだ。
 
３　森重真人　６
小さなミスもあったが、バレーを途中交代に追いこむなど、守備の安定感はさすが。無失点勝利に大きく貢献した。
 
５　丸山祐市　６
スピード勝負でも引けを取らず、要所をしっかりと抑える。相手のシュート３本に抑え込む守備の担い手に。
 
50　松田　陸　6.5
角度、球質、タイミングを工夫しながら上げた再三のクロスが、62分の決勝点へとつながる。９試合ぶりの先発で、貴重な働きを見せた。
 
MF     
４　高橋秀人　6.5
ルーズボールの回収、バレーのケアもこなしながら、第一子誕生を自ら祝う決勝ゴールを決める。
 
７　米本拓司　６
抜群の危機察知能力でプレスバック。カウンターの芽を的確に摘み取るなど、中盤を安定させた。
 
22　羽生直剛　6.5
嫌らしい位置取りで、松田の攻撃参加を促す。自らのシュートは防がれたものの、高橋の決勝点をお膳立てした。
 
38　東　慶悟　６
裏への飛び出し、焦れないパス回しで、攻撃陣を活性。ポストに当たるヘディングシュートを放つなど、存在感を見せた。
 
FW
20　前田遼一　６
シュートは１本だけだったが、前線での収め、ドリブル突破、プレスバックと「らしさ」を存分に発揮する。
 
16　ネイサン・バーンズ　６
スピードだけでなく、キープ力も披露。71分のチャンスを決めておけば、さらに評価は上がった。
 
交代出場
FW
17　河野広貴　5.5
カウンター、前線でのキープを期待されての投入だったはずが、チームとして効果的な使い方ができなかった印象。
 
MF
38　橋本拳人　―
試合終盤、失点につながりかねないあわやのミス。事なきを得たが、せっかく積み上げてきた信頼を失いかねなかった。
 
MF
８　三田啓貴　―
１点リードの逃げ切りと、短い出場時間だったが、難しい役割をまっとうした。
 
監督
マッシモ・フィッカデンティ　６
我慢強くボールを回し、サイドから攻略するプランが見事にハマる。危なげない試合運びで勝点３を手繰り寄せた。
  
取材・文：渡辺　功（フリーライター）
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。