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立ち位置争い、起用FW、ゲームの終わらせ方。豪州戦で押さえておくべき勝負のポイントを徹底分析!【日本代表】

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年03月23日

上田のスタメン起用は有効。大迫に近い役割を期待するなら…

上田はオーストラリアでの練習1日目からチームに帯同。コンディション面を考えればスタメンも十分にあり得る。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部)

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 初日から帯同している上田綺世をスタメンで起用するのは、彼の調子を考えても有効だ。もっとも、4-3-3を採用する場合は南野を中よりにして上田をサポートすることもできるが、相手ディフェンスを背負うのにあまり慣れていないことがネックになる。しかも、ポストプレーの仕事が多くなるほど、本来の彼の特長は発揮しにくい。

 4-3-3で大迫に近い役割を期待するなら、追加招集の林大地のほうが適任だが、合流のタイミングが遅いので、コンディション面で上田を下回る可能性もある。森保監督は4-3-3でスタートするか、4-2-3-1に戻すかはチームの状況を見て判断したいと語っていた。オーストラリアが前回と同じシステムで来ない可能性も加味して、もしかしたら4-2-3-1で上田スタメンもありうる。

 また、前田がいないオプションのところも浅野拓磨の活用法、久保建英や原口元気などを試合展開に応じてどう使っていくかも大事になる。
 
3)試合のクロージング
 今回の試合で入りと同じか、それ以上に大事だと考えられるのが試合の終わらせ方だ。当然、日本は勝点3を取りにいくことが求められるし、そういうメンタリティで準備するほうがいい。ただし、事実としてアウェーで勝点1を日本に持って帰れば、ホームでベトナムに勝てば予選突破を決めるという、かなり大きなアドバンテージを得られる。

 1-0でリードしている時などは絶対に守備で隙を与えないようにしながら、相手の勢いを裏返すようなカウンターを繰り出すことで、相手の攻勢を削いだり、追加点を取れる可能性もある。難しいのは同点で終盤を迎えたときで、オーストラリアは勝たなければほぼ2位以内の道が閉ざされるということで、全力で点を取るために、もしかしたら伝統的なパワープレーを仕掛けてくるかもしれない。

 そういう状況でラスト10分、5分のマネジメントは森保監督の選手交代やテクニカルエリアからの指示はもちろん、ピッチ上の選手がどう判断していくかは、その場で考えるより、試合前から想定しておくべきだろう。

 具体的にオーストラリアがどう来るかはその時にならないと分からないが、ゲームコントロールの部分は話し合って共有しておけば、厳しい局面でも混乱なく合わせられるので、そこは吉田麻也キャプテンを中心に事前のすり合わせをしておいてもらいたい。

取材・文●河治良幸

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