「遊び球とかはどんな舞台でも自信を持っている」
東京五輪など過去の経験値や国際舞台でのキャリアを重視するなら、板倉のほうがベターだろう。186センチの板倉は高さもあるし、屈強で大柄なオーストラリアのリスタートやパワープレーを考えても有効なピースである。ただ、谷口の統率力と落ち着き、ビルドアップ能力には吉田も一目置いている。
「前につけるパスとか遊び球とかはどんな舞台でも自信を持っているし、通用すると感じている。吉田選手が高く評価してくれているのは嬉しいですね」と、谷口も20日のオンライン取材で前向きにコメントしていた。
今回もより主導権を握って戦う想定ならば、吉田・谷口という新たなコンビも十分あり得る。果たして森保監督はどちらを選択するのか。これも勝負の明暗を分けるポイントになりそうだ。
いずれにしても、日本は安定感ある守備が生命線。最終予選のここまでの8試合で3失点という堅守が崩れたら、その時点でオーストラリア戦の勝利はなくなり、グループ3位転落という最悪のシナリオが現実になってしまう。それだけは絶対に回避しなければならない。
そこは、長友も改めて強調した点だ。
「基本的に今の日本は守備がすごく安定していますし、失点もここ5試合で1失点。10月のオーストラリア戦で取られただけなので。まずは守備のベースは引き続き維持して、気を引き締めてやる。
体格だったり、身長も含めて、空中戦の対策はしっかり心がけたいなと思います。完全に勝てなかったとしても、身体をぶつけて自由にさせないとか、そういう技術はしっかり発揮しないといけないと思います」
数々の修羅場をくぐってきた男は力を込めていた。
「前につけるパスとか遊び球とかはどんな舞台でも自信を持っているし、通用すると感じている。吉田選手が高く評価してくれているのは嬉しいですね」と、谷口も20日のオンライン取材で前向きにコメントしていた。
今回もより主導権を握って戦う想定ならば、吉田・谷口という新たなコンビも十分あり得る。果たして森保監督はどちらを選択するのか。これも勝負の明暗を分けるポイントになりそうだ。
いずれにしても、日本は安定感ある守備が生命線。最終予選のここまでの8試合で3失点という堅守が崩れたら、その時点でオーストラリア戦の勝利はなくなり、グループ3位転落という最悪のシナリオが現実になってしまう。それだけは絶対に回避しなければならない。
そこは、長友も改めて強調した点だ。
「基本的に今の日本は守備がすごく安定していますし、失点もここ5試合で1失点。10月のオーストラリア戦で取られただけなので。まずは守備のベースは引き続き維持して、気を引き締めてやる。
体格だったり、身長も含めて、空中戦の対策はしっかり心がけたいなと思います。完全に勝てなかったとしても、身体をぶつけて自由にさせないとか、そういう技術はしっかり発揮しないといけないと思います」
数々の修羅場をくぐってきた男は力を込めていた。
埼玉で迎え撃ったホームゲームも、FKの名手アイディン・フルスティッチ(フランクフルト)に一撃を食らったが、ペナルティエリア付近でファウルを与えることは厳禁。そういった緻密な守りを90分間見せられるか否かが生死を分ける分岐点になりそうだ。
2009年、2012年、2016年と敵地でのオーストラリア戦で日本は勝てていない。その負の歴史を打ち破り、一気に7大会連続W杯出場を決めることが今の日本の最重要課題だ。最終ラインの構成が入れ替わっても、前回シリーズ同様に決して崩れない組織力と選手層を見せつけること。それを森保監督と守備陣の面々には強く求めたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【PHOTO】W杯アジア最終予選オーストラリア、ベトナム戦に臨む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
【動画】三笘、旗手、久保、上田…。関塚隆が語る「招集メンバー27名の印象」
2009年、2012年、2016年と敵地でのオーストラリア戦で日本は勝てていない。その負の歴史を打ち破り、一気に7大会連続W杯出場を決めることが今の日本の最重要課題だ。最終ラインの構成が入れ替わっても、前回シリーズ同様に決して崩れない組織力と選手層を見せつけること。それを森保監督と守備陣の面々には強く求めたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【PHOTO】W杯アジア最終予選オーストラリア、ベトナム戦に臨む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
【動画】三笘、旗手、久保、上田…。関塚隆が語る「招集メンバー27名の印象」