フロンターレは勝ったけど…焦点は左ウイング
ただ、後半はその点が解消されていた。CBは開きすぎず、またシャドーのひとりが下がってきて、アンカーと横並びっぽくなり、フロンターレの1トップのダミアンを囲むように四角形ができていた。
真ん中で数的優位を作ることで、相手のシャドーがつり出されるし、ウイングも捕まえにくくなる。こうなると、自分たちのSBがわりとフリーになって良い位置取りができるから、そこにパスをつけることができる。特に途中出場の長友は、気の利いたポジショニングでボールを引き出し、サイドで起点を作って攻撃に勢いをもたらしていたね。
新体制となったFC東京。まだまだ理想とするスタイルは表現できていないけど、アルベル監督のチーム作りは間違いないからね。調子を上げてくるまでは、ダブルボランチの4-2-3-1あるいは4-4-2でスタートして、流れの中でアンカーの4-3-3にしてもいいのかなとも思うけど、今後の戦いが楽しみだよ。
楽しみという意味では、松木だ。開幕戦でデビューを飾った高卒ルーキーは、J1でも十分に通用するパフォーマンスを見せたと思う。
試合が始まってしばらくは、あまりボールに触れず、守備ばかりしていたけど、24分にはレアンドロの決定機の起点になる縦パスを供給。その後のミドルも強烈だった。
トータルで見れば、ボールタッチはそこまで多くなかったとはいえ、前に入っていくセンスや、トラップひとつで味方にチャンスを作る技術の高さを披露。どんな状況でも慌てないし、球際で簡単に負けないフィジカルの強さもある。
真ん中で数的優位を作ることで、相手のシャドーがつり出されるし、ウイングも捕まえにくくなる。こうなると、自分たちのSBがわりとフリーになって良い位置取りができるから、そこにパスをつけることができる。特に途中出場の長友は、気の利いたポジショニングでボールを引き出し、サイドで起点を作って攻撃に勢いをもたらしていたね。
新体制となったFC東京。まだまだ理想とするスタイルは表現できていないけど、アルベル監督のチーム作りは間違いないからね。調子を上げてくるまでは、ダブルボランチの4-2-3-1あるいは4-4-2でスタートして、流れの中でアンカーの4-3-3にしてもいいのかなとも思うけど、今後の戦いが楽しみだよ。
楽しみという意味では、松木だ。開幕戦でデビューを飾った高卒ルーキーは、J1でも十分に通用するパフォーマンスを見せたと思う。
試合が始まってしばらくは、あまりボールに触れず、守備ばかりしていたけど、24分にはレアンドロの決定機の起点になる縦パスを供給。その後のミドルも強烈だった。
トータルで見れば、ボールタッチはそこまで多くなかったとはいえ、前に入っていくセンスや、トラップひとつで味方にチャンスを作る技術の高さを披露。どんな状況でも慌てないし、球際で簡単に負けないフィジカルの強さもある。
チーム状態がさらに良くなっていけば、松木本人ももっと活躍できるはず。けっこう点も取りそうだし、セットプレーでもキッカーを任せたほうがいいんじゃないのかな。
一方のフロンターレは、勝点3は取れたけど、不安のほうが大きかった。ダミアンのワールドクラスの技術で助けられたよね。
焦点は左ウイング。決め手になるような選手をいまだ見つけられていないような気がする。途中から1トップタイプの知念を入れること自体、試行錯誤が続いているのではないか。スーパーカップのレッズ戦も含め、チャナティップもマルシーニョも今ひとつ。ここで起点が作れないと、後ろの登里も生きてこない。
去年のような圧倒的な強さを、まだ出せていない。鬼木監督が今後、どんな手を打ってくるか注目したい。
【画像】2022 J1リーグ各チームの開幕予想布陣!
一方のフロンターレは、勝点3は取れたけど、不安のほうが大きかった。ダミアンのワールドクラスの技術で助けられたよね。
焦点は左ウイング。決め手になるような選手をいまだ見つけられていないような気がする。途中から1トップタイプの知念を入れること自体、試行錯誤が続いているのではないか。スーパーカップのレッズ戦も含め、チャナティップもマルシーニョも今ひとつ。ここで起点が作れないと、後ろの登里も生きてこない。
去年のような圧倒的な強さを、まだ出せていない。鬼木監督が今後、どんな手を打ってくるか注目したい。
【画像】2022 J1リーグ各チームの開幕予想布陣!