ボランチでフル出場の中村。2アシストの活躍でMOMに選出。
【川崎|採点・寸評】
GK
30 新井章太 6
1失点は仕方ない。後半はセットプレーの場面が続いたなか、冷静にゴールを守った。
DF
4 井川祐輔 6
前半はカウンターのケアを怠らず、後半はセットプレーの守備で危険な相手を封じた。
5 谷口彰悟 6.5
井川とともに相手の攻撃の起点を潰す働きぶり。マークを外した2点目も見事だった。
17 武岡優斗 6
3バックの右で攻守に存在感を放ったものの、警告を21分に受けた影響もあり、37分に交代を告げられた。
MF
8 小宮山尊信 5.5
左サイドでマッチアップした松本の田中に対して、やや後手を踏んだか。目立った仕事はできず。
14 中村憲剛 6.5
16分にショートカウンターの起点となり、25分にはFKで2点目をお膳立て。試合を決める仕事ぶりだった。
16 大島僚太 6
得点に直接的に絡むプレーはなかったが、流れのなかでパスワークの中心を担った。
18 エウシーニョ 6
持ち場の右サイドで攻撃性を発揮し、マッチアップで優位に立つと、中央で味方と絡むプレーもまずまず光った。
FW
13 大久保嘉人 6.5
試合の大勢を決める3点目。フリーでボールを受け、右足アウトで鮮やかにネットを揺らした。
15 船山貴之 6
相手DFの裏を突く動きは健在。3点目に絡むなど、古巣戦で一定の存在感を見せた。
35 田坂祐介 6
カウンターからファーサイドぎりぎりを冷静に狙った先制点は見事。チームへのフィットぶりも示した。
交代出場
DF
20 車屋紳太郎 5
37分、武岡に代わって最終ラインに入ったが、消極的なプレーが後半の劣勢を招く一因に。
FW
9 杉本健勇 5.5
船山との交代で58分から出場。すでに防戦一方だったこともあり、目立った働きはなかった。
DF
2 實藤友紀 -
86分に小宮山との交代で出場。リードを維持したまま終える役割をきっちり果たした。
監督
風間八宏 6
前半だけで大勢を決めさせたのはさすが。ただ、後半の劣勢は上手く修正したかった。
取材・文:大枝 令(スポーツライター)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

3点のビハインドを背負った松本は、67分に阿部を投入すると、直後の69分にその阿部(39番)がこぼれ球に反応してゴール。反撃ムードを作り出したが、その後はゴールが遠かった。 (C)J.LEAGUE PHOTOS