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森保ジャパン、中盤の最適陣容は? 遠藤、守田、田中碧の3ボランチ鉄板化で柴崎、久保、堂安の起用法はどうなる

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年01月30日

「点を取って勝てるチーム」を作りたいのであれば…

4-3-3ならインサイドハーフでの経験もある久保と堂安。果たして、スタメンで起用されることはあるのか? 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 ただし、中国戦に関して言えば、守田が高い位置にいる時間帯が長かったことで、左から中寄りでプレーする南野、大外で攻め上がるのを得意とする長友佑都(FC東京)と3人で渋滞が起きてしまった。右にしても、伊東純也(ヘンク)に大きなスペースを与えられたのはよかったが、田中碧が下がりすぎて攻めの迫力がやや低下したのはマイナス面だった。
 
「11月のベトナム戦(ハノイ)の映像を見たら自分が後ろに下がり過ぎていた。3人目の動き出しとかリズムが作れない展開が多かったので前に居続けようと思った。でもメリハリが作れなかったのは課題」と守田が反省点を口にした通り、攻撃面で厚みをもたらす部分はまだ改善の余地がある。

「点を取って勝てるチーム」を作りたいのであれば、インサイドハーフのテコ入れは必須と言える。そこで浮上するのが、よりゴールに迫れる選手の起用。森保監督は11月シリーズまでは柴崎岳(レガネス)を途中から投入するケースを何回か見せたが、彼が持ち前の攻撃センスをいかんなく発揮するまでには至っていない。このまま行けば、柴崎は出場機会が減り、選外になるという事態にも直面しかねない。

 2018年9月のチーム発足時には、ロシアW杯16強戦士のひとりとして指揮官に重用され、大黒柱のひとりと位置づけられた柴崎。だが、遠藤航のシュツットガルトでのブレイク、守田や田中の台頭、彼自身の10月のサウジアラビア戦(ジェッダ)での致命的ミスパスが重なり、序列低下を招いている。本人は「人生こういうこともある」と前向きに捉え、終始一貫してフォア・ザ・チームに徹しているが、先行きが保証されているわけではない。

 むしろ、攻撃的なインサイドハーフということであれば、過去に所属クラブで経験のある久保建英(マジョルカ)や堂安律(PSV)の起用を考えた方がより大きなインパクトがありそうだ。

「僕は小さい頃は4-3-3のインサイドハーフでやっていて、前に厚みをかけていくならもっと上がった方がいい。自分が出るなら高い位置を取ろうと思います」と久保が自信満々に言えば、堂安も「僕はビーレフェルトで4-3-3や4-1-4-1をやっていて、その時はインサイドハーフだった。自分はコンビネーションで仕掛けるタイプなんで、近い選手がいてくれた方が触った時にアイディアが浮かぶ」とも目をギラつかせていた。彼らふたりを並べた場合、守備面の不安が生じるため、どうしてもゴールが欲しい特殊状況でなければ共存は実現しないだろう。だからこそ、中国戦の終盤にトライしてほしかった。そこは今後の課題と言えそうだ。
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