【浦和｜採点・寸評】
GK　
１　西川周作　5.5
威力、コースとも絶妙だった矢野の右足ミドルは阻止できず。この日は、特筆すべきビッグセーブはなかった。
 
DF      
４　那須大亮　5.5
１失点目の場面では、永井の粘りに屈する。対人守備は安定していたが、背後への対応ではやや不安を覗かせた。
 
５　槙野智章　６
数的不利に陥ったため、大胆な攻め上がりは自重気味に。空中戦での競り合い、球際の攻防では闘志を漲らせた。
 
46　森脇良太　４
21分、永井の突破を阻み一発退場。やや厳しいようにも見えたが、抜けていれば１点ものだったことを踏まえれば妥当な判定か。
 
MF
３　宇賀神友弥　5.5
左WBで先発し、終盤は右WBへ。時折、味方とのパス交換で敵陣深くまで攻め上がったが、チャンスには直結せず。
 
８　柏木陽介　６
機を見た攻め上がりから、オウンゴールを誘発。バイタルエリアに侵入し、攻撃に厚みを加えた。
 
19　武藤雄樹　5.5
相手の中盤と最終ラインのギャップを突く動きで起点となる。チャンスもあったが、決定的な仕事は果たせなかった。
 
22　阿部勇樹　5.5
最終ラインをカバーしながら、攻守のバランス維持に努める。鋭い縦パスも通したが、終盤はやや存在感が希薄に。
 
24　関根貴大　5.5
守備の負担も重なり、突破力は次第に影を潜める。後半はチャンスに絡めず、途中交代を命じられた。
 
31　高木俊幸　６
後方からのパスをダイレクトで柏木へ通して、先制点の起点に。果敢にゴールを狙うなど、随所で積極性を感じさせた。
 
FW     
30　興梠慎三　５
ボールを上手く収めたが、相手にはさほど脅威を与えていない。終盤に訪れたビッグチャンスも決められず……。
 
 
交代出場
MF
７　梅崎　司　５　
ドリブルでかき回そうとするだけで、バイタルエリアから先の迫力に欠ける。サイドからのクロスはどれも味方に合わなかった。
 
FW
21　ズラタン　５
特筆すべき働きはなく、シュートも０本に。試合の流れに入り切れていなかった印象も拭えない。
 
MF
33　橋本　和　－
見せ場は少なく、79分には左足で狙い澄ましたシュートを放つもわずかにゴール右へ逸れた。
 
監督
ペトロヴィッチ　5.5
数的不利に陥りながら、攻撃的姿勢を貫いた部分は称えられる。しかし残ったのは、今季初の連敗という事実だけだ。
 
取材・文：橋本 啓（サッカーダイジェスト編集部）
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」