「タイトルが懸かったビックゲームだと活躍できない」と揶揄されることも…
一時期、世間からは「レバンドフスキはタイトルが懸かったビックゲームだと活躍できない」と揶揄されることもあった。たしかに存在感がないまま終わってしまった試合も少なからずある。だがここ数年は、コンスタントにワールドクラスのプレーを披露している。
ドイツのテレビレポーターとして33年間のキャリアを持ち、ブンデスリーガ1500試合以上取材をしているユルゲン・ベルグナーが次のように絶賛していたことがあった。
「本当に何でもできる選手だ。身体のどこを使ってもゴールを決めることができるし、ペナルティエリアの中でも外でも効果的なプレーをすることができる。いつでもパスを受け取る準備ができているし、間違いなくワールドクラスの選手だ。
だが彼はいつでも、そして今でも自分の成長に取り組んでいる。決定力に関してはこれ以上ないところまできている。だからこそ彼にとってのここからの成長というのは、今のこのレベルをこれからの年齢でも保っていけるかどうかということになると思う。少なくともあと2年間は問題なく大丈夫だろう」
ドイツのテレビレポーターとして33年間のキャリアを持ち、ブンデスリーガ1500試合以上取材をしているユルゲン・ベルグナーが次のように絶賛していたことがあった。
「本当に何でもできる選手だ。身体のどこを使ってもゴールを決めることができるし、ペナルティエリアの中でも外でも効果的なプレーをすることができる。いつでもパスを受け取る準備ができているし、間違いなくワールドクラスの選手だ。
だが彼はいつでも、そして今でも自分の成長に取り組んでいる。決定力に関してはこれ以上ないところまできている。だからこそ彼にとってのここからの成長というのは、今のこのレベルをこれからの年齢でも保っていけるかどうかということになると思う。少なくともあと2年間は問題なく大丈夫だろう」
向上心は今も燃え続けている。バイエルンのハサン・サリハミジッチSDが「規律正しさ、意志の強さ、クオリティのすばらしさをどんなトレーニングでも見せてくれる。どんな時も理想的な準備をしている。妥協することなく選手生活のためにできることすべてに取り組んでいるんだ。だからこそコンスタントに最高レベルのパフォーマンスを発揮することができるんだ」とその姿勢を称賛しているように、まさにプロフェッショナルの鏡といえる存在なのだ。
2019年に、次のようにコメントしていたことを思い出す。
「調子を作り上げるためにすごくハードにトレーニングをしてきた。いま全部がうまくいっているし、コンディションもいい感じだね。でもここで安心したりはしない。もっと良くなりたいんだ。今のコンディションとメンタルとのバランスが取れていれば、今みたいにプレーをして、ゴールを重ねていくことができる。シーズンが始まる前からイメージしていた通りにできているよ。高いレベルの中でももっと成長して、これまでできなかったことに挑戦していきたいと思っているんだ」
そして、この33歳ストライカーの挑戦はまだ終わってはいない。今シーズン、ついにブンデスリーガ通算ゴール数は300点の大台に乗せた。ゲルト・ミュラーの365点という数字もそこまで遠いものではないのではないかとさえ思わせてくれる。あるいは新たな戦いの場を模索するのだろうか。いずれにしても記録を更新し続ける男の次の挑戦を楽しみにしたい。
文●中野吉之伴
2019年に、次のようにコメントしていたことを思い出す。
「調子を作り上げるためにすごくハードにトレーニングをしてきた。いま全部がうまくいっているし、コンディションもいい感じだね。でもここで安心したりはしない。もっと良くなりたいんだ。今のコンディションとメンタルとのバランスが取れていれば、今みたいにプレーをして、ゴールを重ねていくことができる。シーズンが始まる前からイメージしていた通りにできているよ。高いレベルの中でももっと成長して、これまでできなかったことに挑戦していきたいと思っているんだ」
そして、この33歳ストライカーの挑戦はまだ終わってはいない。今シーズン、ついにブンデスリーガ通算ゴール数は300点の大台に乗せた。ゲルト・ミュラーの365点という数字もそこまで遠いものではないのではないかとさえ思わせてくれる。あるいは新たな戦いの場を模索するのだろうか。いずれにしても記録を更新し続ける男の次の挑戦を楽しみにしたい。
文●中野吉之伴