後を引き継いだのは、またも“レジェンド”だった
【2位】2週間の活動停止、計6試合が延期…
3月3日、名古屋戦当日。名古屋駅に降り立った直後に一本の電話が鳴った。「ガンバにコロナ陽性者が出た。試合開催可否は検討中」。結果は選手4人とスタッフ1人に陽性判定で試合開催は中止。その後も陽性者の人数は増え、10日に2週間の活動停止を決定した。計6試合が延期となり、沖縄キャンプで作り上げた戦術やフィジカルコンディションはゼロに戻った。リーグ再開後は得点力不足に悩まされ続けた。コロナウイルスに罹患してしまったのは誰も責めることはできず、あらためて厄介なウイルスだと肌で感じた。
3月3日、名古屋戦当日。名古屋駅に降り立った直後に一本の電話が鳴った。「ガンバにコロナ陽性者が出た。試合開催可否は検討中」。結果は選手4人とスタッフ1人に陽性判定で試合開催は中止。その後も陽性者の人数は増え、10日に2週間の活動停止を決定した。計6試合が延期となり、沖縄キャンプで作り上げた戦術やフィジカルコンディションはゼロに戻った。リーグ再開後は得点力不足に悩まされ続けた。コロナウイルスに罹患してしまったのは誰も責めることはできず、あらためて厄介なウイルスだと肌で感じた。
【1位】“レジェンド”であり“恩人”の宮本恒靖監督解任
「監督には二通りしかない。クビになった監督と、これからクビになる監督だ」。サッカー界の格言とも言える名言を口にしたのは、リーズやイングランド代表暫定監督などを努めたハワード・ウィルキンソン氏だった。結果が出なければ、すぐ“解任”の2文字にさらされるサッカー界。それはクラブの“レジェンド”でも“恩人”でも例に漏れない。
5月12日・広島戦で敗れ、同14日に緊急解任。残留争いをしていた18年夏に“火中の栗”を拾う形で指揮官に就任し、20年には2位に躍進させた。だが今季はシーズン序盤から勝ち切れず。日本代表では主将を務めてリーダーシップを発揮し、また甘いマスクでクラブの人気度を高めた宮本恒靖監督との別れは寂しく、衝撃的だった。そして後を引き継いだのは、またも“レジェンド”で強化アカデミー部長を務めていた松波正信氏。1度目の指揮官就任だった12年時は果たせなかった残留を果たし、片野坂氏に引き継いだ。
取材・文●飯間健(スポーツニッポン新聞社)
【画像】ガンバ大阪の2022シーズン新ユニホームをチェック!
「監督には二通りしかない。クビになった監督と、これからクビになる監督だ」。サッカー界の格言とも言える名言を口にしたのは、リーズやイングランド代表暫定監督などを努めたハワード・ウィルキンソン氏だった。結果が出なければ、すぐ“解任”の2文字にさらされるサッカー界。それはクラブの“レジェンド”でも“恩人”でも例に漏れない。
5月12日・広島戦で敗れ、同14日に緊急解任。残留争いをしていた18年夏に“火中の栗”を拾う形で指揮官に就任し、20年には2位に躍進させた。だが今季はシーズン序盤から勝ち切れず。日本代表では主将を務めてリーダーシップを発揮し、また甘いマスクでクラブの人気度を高めた宮本恒靖監督との別れは寂しく、衝撃的だった。そして後を引き継いだのは、またも“レジェンド”で強化アカデミー部長を務めていた松波正信氏。1度目の指揮官就任だった12年時は果たせなかった残留を果たし、片野坂氏に引き継いだ。
取材・文●飯間健(スポーツニッポン新聞社)
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