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昌平高プロ入り3選手が合同会見! 選手権出場は逃すも、同校から6年連続12人目のJリーガー輩出

カテゴリ:高校・ユース・その他

河野正

2021年11月22日

3人とも中学年代のクラブチームFC LAVIDAの5期生

 プロとしての心得を聞かれると、平原は「チームの勝利に貢献することがファンの信頼につながると思うので、そこを意識してやっていきたい。あの選手いいな、と思ってもらえるプレーもしたい」と答え、井野は「高校2年までは自分のことしか考えなかったが、3年生になってチームのためにやろうと思って成長できた。今度はお客さんにまた見に来てもらえるプレーをしたい」と話した。八木は「応援席からの“頑張れよ”という声がすごく力になったので、(プロになっても)サポーターの声援がいいプレーにつながると思うので頑張りたい」とプロデビューを待ちわびていた。
 
 3人とも12年に創設された中学生年代のクラブチーム、FC LAVIDA(ラヴィーダ)の5期生。7人の指導陣は全員が昌平のコーチで、昌平の人工芝グラウンドで週に3度練習している。創設9年目の昨季は関東ユース(U-15)リーグ1部で、浦和レッズや鹿島アントラーズといったJリーグのアカデミーチームを抑えて昇格1年目にして初優勝。今季も首位を堅持し、残り3試合で1勝すれば連覇達成という全国区の強豪に短期間で成長した。

 昌平は今年の第100回全国高校選手権埼玉大会で、70~72回大会の武南以来となる3連覇が懸かっていたが、3回戦で前回大会の決勝を争った武蔵越生に0-1で敗れた。インターハイ予選も準決勝で正智深谷に0-1で屈し、参戦中のプリンスリーグ関東では7位に後退。埼玉では6年ぶりの無冠に終わった昌平だが、3名のプロ選手輩出で今年も個の能力の高さを印象づけている。

取材・文●河野正(スポーツライター)
 
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