決勝に駒を進めるも、準決勝は消化不良の内容…「自分の成長につながるように戦いたい」
ポジションは異なるとは言え、自分と同じくサイズに恵まれていない選手が示してくれた可能性。そうした新たな刺激も受け、春先と比べてスムーズにプレーできるようになった。
新潟の練習で多くのもの得て、開幕した選手権予選。準決勝までの4試合で28得点を奪ったチームにおいて、吉田は存在感を発揮した。ダブルボランチの一角で攻撃のタクトを揮い、鋭い縦パスでチャンスを演出。自らも最大の武器であるドリブルを生かして3列目からゴール前に割って入った。
新潟の練習で多くのもの得て、開幕した選手権予選。準決勝までの4試合で28得点を奪ったチームにおいて、吉田は存在感を発揮した。ダブルボランチの一角で攻撃のタクトを揮い、鋭い縦パスでチャンスを演出。自らも最大の武器であるドリブルを生かして3列目からゴール前に割って入った。
そして、迎えた龍谷との準決勝。1-0で勝利を収めたが、思うようにボールを受けられず、納得のいくプレーはまるでできなかった。
「前半から同じリズムでボールを回し、時間だけが過ぎていった。ちょっともったいなかったと思う。自分が受けて打開できれば良かったけど、受けられなかったので反省しないといけない」
反省の弁を述べた吉田は、11月13日に行われる佐賀商との決勝までに改善を誓った。
0-5の大敗。夏の悔しさを経て、地道に積み重ねてきた。リベンジを果たすためにも県予選で姿を消すわけにはいかない。「1年生の頃から全国優勝を掲げ、サッカーをやってきた。これからもサッカーをやっていくので、自分の成長につながるように戦いたい」と言い切る10番は最高の冬にすべく、決勝では誰よりも結果にこだわってプレーする。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)