岩手、兵庫、高知の各決勝も大接戦の末に決着
岩手決勝は2年前と同じく、専大北上と盛岡商が激突。リベンジを狙う後者を、激闘の末に前者が返り討ちにした。開始2分、裏のスペースに抜け出たエースの佐藤がGKとの1対1を制して先手を取った専大北上は、その後も優勢に試合を進める。しかし後半に入ると、10年ぶりの選手権出場を目ざす盛岡商が攻勢を強め、後半アディショナルタイム5分、CKに1年生の原田がドンピシャのヘッドで合わせ、土壇場で同点に追いつく。1‐1で迎えた延長後半7分、専大北上はMF鎌田が右足でゴールをこじ開け、これが劇的な決勝弾に。夏に続いて県大会を制し、2年ぶり2度目の出場を決めた。
兵庫決勝は名門・滝川二と新進気鋭・相生学院の顔合わせとなった。ともに序盤からアグレッシブな姿勢を前面に押し出し、見ごたえあるバトルを展開。0-0のまま終盤にもつれ込むと、終了間際の後半39分に滝川二がビッグチャンスを得る。味方のシュートが相手DFのハンドを誘い、願ってもないPKを獲得したのだ。これを10番で主将の藤田が落ち着いてGKの逆を突き、値千金の決勝弾とした。4年ぶり21回目の出場だ。
丸岡と北陸が対峙したのが福井決勝。開始3分、試合がいきなり動く。丸岡の水口が打点の高いヘディングシュートでゴールネットを揺らし、先制点をもたらした。さらに前半19分に伊藤、同39分に水口が加点。3点のリードを得た丸岡は、後半も攻めの姿勢を貫きつつ、北陸のパスサッカーに隙のないディフェンスで対抗した。後半20分には小関がチーム4点目を挙げ、同28分に横山がPKを確実に沈める。その後、1点を奪われるもそれ以上の失点は許さず。5-1の完勝を収めた丸岡が4年連続32回目の本大会出場を果たした。
高知と明徳義塾が激突した高知決勝は、3-2で前者が勝利を収めた。立ち上がりから球際で激しくぶつかり合った熱戦は、高知が前半11分に左サイドからのクロスに頭で合わせた森のゴールで先制点を奪う。だがその後は明徳義塾の反撃を受け、後半13分に佐伯、同29分には原山に逆転弾を決められて1点のビハインドを負う。それでも後半35分に谷がこぼれ球を押し込んでゲームを振り出しに戻すと、終了間際の後半40+2分には1年生の大久保が劇的な決勝ゴール。高知が2年ぶり17回目となる本大会への切符を手にした。
[11月7日の予選決勝結果]
青森:青森山田 5-1 八戸学院野辺地西
福島:尚志 2-1 学法石川
岩手:専大北上 2-1 盛岡商
新潟:帝京長岡 1-0 北越
石川:星稜1-0 鵬学園
福井:丸岡 5-1 北陸
三重:三重 3-2 海星
兵庫:滝川二 1-0 相生学院
高知:高知 3-2 明徳義塾
鹿児島:神村学園 4-0 鹿児島城西
兵庫決勝は名門・滝川二と新進気鋭・相生学院の顔合わせとなった。ともに序盤からアグレッシブな姿勢を前面に押し出し、見ごたえあるバトルを展開。0-0のまま終盤にもつれ込むと、終了間際の後半39分に滝川二がビッグチャンスを得る。味方のシュートが相手DFのハンドを誘い、願ってもないPKを獲得したのだ。これを10番で主将の藤田が落ち着いてGKの逆を突き、値千金の決勝弾とした。4年ぶり21回目の出場だ。
丸岡と北陸が対峙したのが福井決勝。開始3分、試合がいきなり動く。丸岡の水口が打点の高いヘディングシュートでゴールネットを揺らし、先制点をもたらした。さらに前半19分に伊藤、同39分に水口が加点。3点のリードを得た丸岡は、後半も攻めの姿勢を貫きつつ、北陸のパスサッカーに隙のないディフェンスで対抗した。後半20分には小関がチーム4点目を挙げ、同28分に横山がPKを確実に沈める。その後、1点を奪われるもそれ以上の失点は許さず。5-1の完勝を収めた丸岡が4年連続32回目の本大会出場を果たした。
高知と明徳義塾が激突した高知決勝は、3-2で前者が勝利を収めた。立ち上がりから球際で激しくぶつかり合った熱戦は、高知が前半11分に左サイドからのクロスに頭で合わせた森のゴールで先制点を奪う。だがその後は明徳義塾の反撃を受け、後半13分に佐伯、同29分には原山に逆転弾を決められて1点のビハインドを負う。それでも後半35分に谷がこぼれ球を押し込んでゲームを振り出しに戻すと、終了間際の後半40+2分には1年生の大久保が劇的な決勝ゴール。高知が2年ぶり17回目となる本大会への切符を手にした。
[11月7日の予選決勝結果]
青森:青森山田 5-1 八戸学院野辺地西
福島:尚志 2-1 学法石川
岩手:専大北上 2-1 盛岡商
新潟:帝京長岡 1-0 北越
石川:星稜1-0 鵬学園
福井:丸岡 5-1 北陸
三重:三重 3-2 海星
兵庫:滝川二 1-0 相生学院
高知:高知 3-2 明徳義塾
鹿児島:神村学園 4-0 鹿児島城西
11月7日終了時点で本大会出場を決めているのは20校。来週末は地区予選決勝のピークで、13日に17校が、14日には9校が出場切符を掴む。本大会の抽選会は翌15日に実施され、23日の群馬決勝、12月5日の茨城決勝を経て、全出場48校が出揃う予定だ。
第100回の節目を迎える本大会は12月28日に開幕し、1月10日に決勝が行なわれる。8年ぶりに新装なった国立競技場が使用され、開会式/開幕戦、準決勝、そして決勝の舞台となるのも注目だ。
構成●高校サッカーダイジェスト編集部
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