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【福島発コラム】世代別代表に生まれた国際舞台での空白の2年…パリ五輪世代が体感した日の丸を背負う責任

カテゴリ:ワールド

松尾祐希

2021年10月29日

「勝つためにゲームのプランニングをする。育成年代ではそれを90分間できるような選択を持てることが大事」

香港戦も相手の粘りに苦しむ時間帯もあったが、4-0できっちりと勝ち切った。写真:浦 正弘

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 もちろん2試合を通じて、個々の技術では相手を圧倒していたし、危険な場面も数えるほどしかなかったのは間違いない。ただ、日本をリスペクトし、ひたむきに立ち向かってくる相手と戦う難しさはあった。香港戦後、冨樫剛一監督は2試合を通じて積み重ねた経験をこう振り返る。
 
「サッカーをプレーするのが巧いチーム、選手。そうでなければ、代表チームはいけない。相手とのレベル差はあってもやはり国際試合というのは非常に難しいですが、90分失点をしないで、しっかりと得点を取り、勝つためにゲームのプランニングをする。それを選手たちが90分間できるような選択、あるいは思考を持てることが、育成年代ではやはり大事だと思った」

 大会前に経験豊富な先輩たちに話を聞いた者もいるだろうし、ほとんどの選手が自分なりにイメージを膨らませていただろう。しかし、国を代表して戦う責任は理解しているつもりでも、本当の意味はピッチに立った者にしか感じ取れない。

「試合前に国歌斉唱があり、『代表戦なんだな』と感じ、そういったところで覚悟も試合前に出てきました」
 カンボジア戦後に細谷が口にした日の丸を背負う責任を感じながらも、いかにいつも通りプレーできるか。本大会の出場権を手にしたことが何よりの成果だが、2年ぶりに国際舞台を経験できた点も今予選の収穫だった。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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