現地時間10月16日にプレミアリーグ第8節が行なわれ、２位のリバプールはラニエリを新指揮官に迎えた15位のワトフォードと敵地で対戦した。リーグ戦でいまだ出番のない南野拓実は、この日もベンチスタートとなった。

　リーグで唯一開幕から無敗のリバプールは、開始９分で試合を動かす。サラーの絶妙なスルーパスから、マネがダイレクトで流し込んだ。セネガル代表FWはドログバ、サラーに次いでアフリカ人選手としては史上３人目のプレミアリーグ通算100ゴールを達成した。

　この先制点で勢いを増したアウェーチームは19分にも、アレクサンダー＝アーノルドの縦パスに公式戦７試合連続ゴール中のサラーが抜け出し、GKと１対１となる絶好機となるが、２タッチ目が大きくなりモノにすることはできない。

　26分にはクチョに抜け出され大ピンチとなるも、必死に戻ったアレクサンダー＝アーノルドが何とかボールを奪い、難を逃れる。

　迎えた37分、リバプールは貴重な追加点を挙げる。ショートカウンターを発動し、最後はミルナーのクロスにリーグ戦では開幕戦以来ゴールのなかったフィルミーノが押し込んだ。
 

　前半を２-０で終えたリバプールは、後半に入っても圧倒的に試合を支配。52分には、味方のずれたバックパスをGKフォスターが掻き出したところに、いち早く反応したフィルミーノが難なく流し込み、３点目を奪う。

　そのわずか２分後には、サラーが相手3人に囲まれながらも、前節のマンチェスター・シティ戦に続いて圧巻の個人技からゴール。エースの８試合連続弾でリードをあっという間に４点に広げる。
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　その後も攻撃の手を緩めず、後半アディショナルタイムにフィルミーノがダメ押し点を奪い、ハットトリックを達成。自慢の３トップが揃ってゴールを奪ったリバプールが５-０の大勝で、昨年２月の対戦時に０-３で敗れ、423日続いた無敗記録を44でストップさせられた因縁の相手にリベンジを果たした。

　なお、南野には最後まで声が掛からなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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