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「一瞬一瞬を大事にしてほしい」選手権応援リーダーに東京五輪を戦った4選手が史上初の同時起用!

カテゴリ:高校・ユース・その他

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年10月07日

「高校サッカーを経験してなかったらプロサッカー選手には絶対なれてない」

応援リーダーに就任した4選手。左から林、前田、旗手、上田(C)NTV

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 10月7日、第100回全国高校サッカー選手権大会の応援リーダーに今夏の東京五輪を戦った、林大地、前田大然、旗手怜央、上田綺世の4選手が就任したことが大会当局から発表された。複数人が同時起用されるのは史上初となる。

 東京五輪で5試合に先発出場し、ベルギーのシント=トロイデンへ渡った林は、大阪の履正社で第92、93回大会と選手権に2度出場し3得点を記録。J1首位の川崎で欠かせない選手へと成長した旗手は、静岡学園で93回大会に出場し、2ゴールをマーク。4選手のなかで最年少、23歳の上田は、茨城の鹿島学園で3年時に出場した95回大会で2得点を挙げた。17得点でJ1リーグの得点ランキングトップを走る前田は選手権の本大会出場は叶わなかったものの、4選手ともに“高校サッカー”を戦い抜いて五輪代表まで上り詰めた選手たちだ。

 それぞれ当時を振り返りながら応援リーダーとして以下のようにエールを送った。

●林大地
「真剣に何かに取り組むことの素晴らしさや、仲間と1つの目標に向かって取り組むことの素晴らしさを高校サッカーから学びました。仲間の存在は本当に大きいですね。今でも履正社高校で出会った仲間とは連絡を取りあったりします。その時は、いつも、また高校サッカーしたいなっていう話をしますね(笑)。高校生には、同じ目標に向かってみんなで一つになって取り組むことの素晴らしさを再確認してもらって、頑張ってほしいなと思います」

●旗手怜央
「今があるのは静岡学園の3年間がすごく大きいです。一番成長させてくれた場だと思いますし、そこに関しては感謝しかないです。あの3年間があったからこそ今の僕があるし、すごく幸せな3年間を過ごさせてもらったと思います。高校サッカーは、僕からすると『原点』っていう言葉が一番当てはまるかなと思います。僕が高校に入った時の1年生の時に練習試合とかで着けるユニフォームがあったんですけど、その背番号が47番で、今回そこに立ち返るためにっていう思いで、今年フロンターレで47番を着けさせてもらっています」

●上田綺世
「僕は、『一瞬』という言葉を大事にしているんですが、高校の頃、恩師の鹿島学園の鈴木雅人監督によく言われていた言葉なんです。点を取る場面など試合では、すべてにおいてその瞬間は一瞬しかありません。だからその一瞬を逃さないための練習だったり、コンディション調整だったり、そういうところを常に意識しなさいと言われていました。当時はそんなに意味も深くは考えてなかったんですけど、大学やプロを経験して、改めて大事な言葉だなと思います。

 今大会の高校サッカーに挑む高校生に対しては、プロを目指している選手も目指してない選手も、たぶんみんな同じ思いで戦っていると思うので、目の前のワンプレーやその一瞬を大事にしてほしいなと思います。一瞬遠慮したり、一瞬自分の準備をサボったりとか、その一瞬で遅れたことによって一生後悔することになったりすると思うので、一瞬一瞬を大事にしてほしいですね」

●前田大然
「僕は、選手権で山梨学院が優勝したのを見て進路を決めました。高校サッカーを経験してなかったらプロサッカー選手には絶対なれてないと思います。高校時代はずっと周りに支えられたので、そこで出会った仲間とか、総監督や監督、コーチ、そして親の存在は本当に大事だなと思っています。僕が高校生達に伝えたいのは、サッカーだけじゃないよっていうことですね。サッカーだけやっていてプロになる人はいるかもしれませんが、やはりサッカー以外のところも大事だと思っています。それを、僕からは伝えたいかなって思いますね」
 

応援リーダー4選手の高校時代。左上から時計回りに林、前田、上田、旗手。(C)NTV

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 選手権の歴代応援リーダーの一覧は以下の通り※( )内は出身校

81回大会/2002年度:小野伸二(清水商)
82回大会/2003年度:小野伸二(清水商)
83回大会/2004年度:平山相太(国見)
84回大会/2005年度:大久保嘉人(国見)
85回大会/2006年度:中山雅史(藤枝東)
86回大会/2007年度:中澤佑二(三郷工技)
87回大会/2008年度:小笠原満男(大船渡)
88回大会/2009年度:長谷部誠(藤枝東)
89回大会/2010年度:田中マルクス闘莉王(渋谷幕張)
90回大会/2011年度:内田篤人(清水東)
91回大会/2012年度:遠藤保仁(鹿児島実)
92回大会/2013年度:三浦知良(静岡学園)
93回大会/2014年度:川島永嗣(浦和東)
94回大会/2015年度:柴崎 岳(青森山田)
95回大会/2016年度:岡崎慎司(滝川二)
96回大会/2017年度:大迫勇也(鹿児島城西)
97回大会/2018年度:乾 貴士(野州)
98回大会/2019年度:長友佑都(東福岡)
99回大会/2020年度:内田篤人(清水東)
100回大会/2021年度:林大地(履正社)/前田大然(山梨学院)/旗手怜央(静岡学園)/上田綺世(鹿島学園)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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