Jリーグは９月24・25・26日にJ１第30節の10試合を各地で開催。首位を走る川崎はホームで湘南を下し、名古屋は得意の“ウノゼロ”で無敗記録を伸ばした。

　26日には５試合が行なわれ、川崎対湘南では、15分にアウェーチームが先制。大橋祐紀のクロスを田中聡がダイレクトで合わせて相手ゴールをこじ開ける。前半は湘南の１点リードで折り返し、迎えた後半、66分に川崎が追いつく。山根視来のお膳立てから旗手怜央が打点の高いヘディングシュートを叩き込む。そして終了間際の90＋４分、知念が劇的な決勝ゴールを挙げ、川崎が２-１で勝利した。
【J１第30節PHOTO】川崎２-１湘南｜等々力劇場健在！知念の決勝弾で川崎が逆転勝利！

　札幌の敵地に乗り込んだ広島は２-０で勝利。開始３分にCKの流れから佐々木翔が先制点を挙げると、84分にドウグラス・ヴィエイラのゴールでダメを押した。C大阪対鹿島は、２-１で鹿島が勝利。58分に原川力に先制ゴールを許したが、66分、82分といずれも途中出場の上田綺世が得点し、鮮やかな逆転勝ち。暫定で６位にランクアップした。

　大分をホームに迎えた名古屋は、８分に稲垣祥がマークした１点を守り切り、１-０で競り勝つ。名古屋はこれで８戦無敗と好調をキープし、暫定で３位に浮上した。

　なお、G大阪対柏のゲームは19時にキックオフされる。
 

　24日に行なわれた清水と神戸の一戦は、２-０で神戸が勝利。大迫勇也のアシストで武藤嘉紀が得点と、今夏に加入した注目のふたりの連係で先制し、大﨑玲央の追加点で勝負を決めた。

　25日には「横浜」と「九州」でダービーマッチが開催。横浜FC対横浜は２-２のドロー決着で勝点１を分け合う。サウロ・ミネイロの得点で横浜FCがリードを奪い、横浜がマルコス・ジュニオール、前田大然のゴールで試合をひっくり返すも、終了間際に再び、S・ミネイロがゴールネットを揺らした。福岡対鳥栖はフアンマ・デルガド、山岸祐也、渡大生のゴールで福岡が３-０の完勝を収めた。

　同日のFC東京対浦和は、FC東京が田川亨介の開始36秒弾で先制する。ビハインドを背負った浦和は前半終了間際に酒井宏樹の“J復帰弾”で同点に追いつくと、後半に江坂任の得点で逆転に成功。２-１で勝利を掴んだ。仙台対徳島は、スコアレスで迎えた90分、CKのチャンスに徳島の石井秀典が値千金のゴールを決め、アウェーチームが勝点３を手にした。

　J１第30節の結果は以下のとおり。

●９月24日開催分
清水 ０-２ 神戸
●９月25日開催分
仙台 ０-１ 徳島
FC東京 １-２ 浦和
横浜FC ２-２ 横浜
福岡 ３-０ 鳥栖
●９月26日開催分
札幌 ０-２ 広島
C大阪 １-２ 鹿島
名古屋 １-０ 大分
川崎 ２-１ 湘南
G大阪×柏（19時キックオフ）

構成●サッカーダイジェストWeb編集部