サー・アレックス・ファーガソンが、クリスチアーノ・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド電撃復帰の舞台裏を語った。英紙『Daily Mail』が９月11日に報じている。

　36歳のポルトガル代表FWは今夏、マンチェスター・シティへの加入が有力視されながら、急転直下で、かつて６シーズン在籍し、公式戦292試合・118ゴールと圧倒的な成績を残した古巣へ2009年夏以来の帰還を果たすこととなった。

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　その決断理由について、C・ロナウドは「ファーガソンは僕にとってはサッカー面での父親のような存在だ。ものすごく助けてくれたし、たくさんのことを教えてくれた。その後もずっと連絡を取り合っていたから、彼の影響は大きかったと言えるだろうね」などとコメントしていた。

　そんななか、ファーガソン本人が『Viaplay』のインタビューで、自身が世紀のビッグディールに関わったことを明かしている。
 

「（復帰させるために）多くの人がそれぞれの役割を果たし、私も一役買った。クリスチアーノが本当にここに来たいと思っていることを知っていて、それが重要だった。とても上手くいったよ。

　私も他の人たちと同じように興奮している。昨日も１日中期待感に溢れ、今朝目覚めたんだ。私は全てのサポーターに『マンチェスター・ユナイテッドにとって素晴らしい日だ』と言っている」

　この御大は、愛弟子がライバルクラブのユニホームを着ている姿は、全く想像できなかったようだ。

「感動的とまでは言わないが、私は興奮しているし、安心している。彼がマンチェスター・シティでプレーすることは想像できなかったからね。だからこそ、彼がここに来るように手を打ったんだ。クラブもよくフォローしてくれたし、（オーナーの）グレイザー家にも話した。そして実現したんだ。彼は特に若い選手たちに良い影響を与えると思う」

　帰ってきた背番号７は、“父親”ファーガソンも駆け付けた本拠地オールド・トラフォードでの再デビュー戦（11日）で、さっそく２ゴールを挙げ、チームを勝利に導く活躍を見せた。その勝者のメンタリティで、今後さらなる高みへ導くことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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