J1リーグは8月21日、各地で25節の9試合を開催。横浜F・マリノスが5得点の完勝を収め、首位の川崎フロンターレに勝点4差に迫った。
首位の川崎は、アウェーでサンフレッチェ広島と激突。序盤は広島に主導権を握られ27分に失点も、73分にレアンドロ・ダミアンのゴールで同点に追いつく。終盤にかけて猛攻を仕掛ける川崎だったが、最後まで逆転弾を奪えず1-1で決着。2試合連続のドローとなった。
11試合負けなしと好調を続け、首位を追う2位の横浜は、ホームでベガルタ仙台と対戦。26分と62分にレオ・セアラがネットを揺らすと、67分には相手のミスを突いてボールを奪った流れから、マルコス・ジュニオールが決めて3点をリードする。さらにその3分後にも、L・セアラが得点を奪い、ハットトリックを達成した。
その後も横浜は攻撃の手を緩めず、90+4分にも天野純がダメ押しの5点目を挙げる。5-0の完勝を収めた横浜が3連勝を飾った。この結果、横浜は川崎との勝点差を4に縮めている。
3位・鹿島アントラーズと5位・ヴィッセル神戸の上位対決は、神戸に軍配。お互いにフィニッシュの精度を欠き、なかなか得点が生まれない展開のなか、期待の新戦力・武藤嘉紀のお膳立てから79分に山口蛍が決勝ゴールを奪い、神戸が1-0の勝利。重要な一戦をものにした。
4位のサガン鳥栖は、柏レイソルのホームに乗り込み、2ゴールを挙げた小屋松知哉の活躍などで3-1の快勝。3位に順位を上げている。
また、浦和レッズは関根貴大の決勝弾で徳島ヴォルティスに1-0で勝利。セレッソ大阪はチアゴの2得点などで、横浜FCに快勝。湘南ベルマーレ対清水エスパルス、ガンバ大阪対FC東京、大分トリニータ対北海道コンサドーレ札幌の3試合はいずれもドローで決着している。