アーセナルがこの夏最優先で補強に動いていた若手スターの獲得に、大きく近づいている。レアル・マドリーのMFマーティン・ウーデゴーだ。
『SKY ITALIA』の移籍専門記者であるファブリツィオ・ロマーノ記者によれば、すでにクラブ間交渉は大詰めを迎えており、2026年6月までの5年契約でほぼ合意。移籍金は3500万ユーロ(約45億5000万円)前後になるという。
昨シーズン、1月の移籍市場でアーセナルにレンタル加入したウーデゴーは、華麗なテクニックとパスワークで何度も好機を演出。ミケル・アルテタ監督の信頼を掴み、シーズン終了後にR・マドリーに返却した後も、アーセナルは完全移籍の可能性を探っていた。
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トップ下の大本命を獲得か
一時はカルロ・アンチェロッティが新監督に就任したR・マドリーでウーデゴー本人がプレーする意思を固め、イタリア人指揮官も戦力として構想に組み込んでいると報じられ、獲得の可能性はかぎりなくゼロに近いとも言われていた。
だが、新シーズンに入っても背番号は与えられず、アラベスとの開幕戦はメンバー外となり、放出への機運が高まっていた。
開幕戦で昇格組のブレントフォードに敗れ、苦しいスタートを切っていたアーセナルとアルテタ監督にとっては、まさに朗報。トップ下に狙っていたターゲットの本命であり、すでに昨シーズン、プレミアリーグで通用する力を証明しているウーデゴーが、悩める名門を復活へと導く救世主になるかもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部