8月６日に行なわれた東京五輪の女子サッカーの決勝で、スウェーデンとカナダが激突。PK戦の末、初の決勝進出を果たしたカナダがオリンピック初の金メダルに輝き、スウェーデンは２大会連続の銀メダルに終わった。

　試合の翌日、スウェーデンのゴールマウスを守ったヘドヴィグ・リンダールが自身のインスタグラムを更新。日本語と英語でメッセージを添えている。

「31日目。東京での最終日、私たちはヨーロッパ、スウェーデン、そしてここからさまざまな目的地に戻ります。

　日本、人々、オリンピックのボランティア、そしてこれを楽しい経験にすることに携わったすべての人に感謝します（昨日の数分を除く）」（原文ママ）
 

　そしてリンダールは、滞在した日本での生活について、このように綴った。

「私たちはおいしい料理、天気の良い日、素晴らしいスタジアムとトレーニング施設、美しい選手村、そしてエキサイティングなゲームを楽しんできました。

　いいえ、私たちは金を手に入れませんでしたが、私たちは金の経験を得ました。

　ありがと！」（原文ママ）

　リンダールはこれまでも、日本滞在中の出来事をたびたびインスタグラムに残し、滞在中のボランティアスタッフの姿や、選手村の様子などを発信しては感謝を綴っていた。日本を破った準々決勝後には、なでしこジャパンやファンを労わるメッセージを綴っていた。

　この投稿には、母国のサポーターや、日本のファンからも多くのメッセージが寄せられ、「いつかまた日本に来てくださいね」「感動をありがとう」「素晴らしいパフォーマンスでした」「銀メダル、おめでとうございます。また落ち着いたら、来てください！」といった声が集まった。

　東京五輪での経験を「金の経験」と評したリンダール。コロナ禍という難しい状況下での開催となったが、日本での経験は守護神の胸にも深く刻まれたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】宿泊所から撮影された、日本の美しい風景と、リンダールのメッセージ