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【東京五輪|カナダ戦プレビュー】なでしこJがいよいよ初陣! GSで最も重要な一戦はサイドの攻防がカギ

カテゴリ:国際大会

西森彰

2021年07月21日

「初戦に関しては全力で勝点3を獲りに行く」と高倉監督

日本とカナダ、両チームの予想フォーメーション。

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 なでしこジャパンの今大会を占う、グループステージで最も重要な一戦だ。勝点3を獲得すれば戦略的な幅が広がるが、敗れれば一気に苦しくなる。

 カナダは、2トップの下に大ベテランのシンクレアを置く形を予想したが、3トップで圧力を強め、勝負所までシンクレアを温存する選択肢もある。アタッカーは豊富で、前目のポジションに記した10人は、前線からインサイドハーフまでこなす。この後、チリ戦を挟んで、最後にイギリスと戦う対戦順。出し惜しみすることなく、選手交代を行うだろう。

 対する日本は、前半を無失点で抑えて、相手の足が止まり始める後半勝負に出てきそう。キックオフから、試合が落ち着くまでの時間帯は、岩渕が下がり目のポジショニングで、確実にボールを保持したい。五輪前のラストマッチとなったオーストラリア戦では、最終ラインと中盤が連係をとりながら、うまく、マークの受け渡しを行なった。
 
 一方で、クロスをはじき返した後のこぼれ球への対応に課題が残った。前哨戦ではシュートに結びつけられてしまったシーンで、最終ラインが出足良く詰めるか。中盤の選手が汗を惜しまず、戻ってくるか。しっかり整理して、試合に臨んでほしい。

 カナダは、デジレ・スコットが中盤の底でワイパー役を務め、ブキャナン、ザドルスキーの両センターバックも強力。日本が得点するためには、サイドからの仕掛けが必要になるだろう。ローレンス、チャプマンら、攻撃力の高い選手をしっかりと受けて、その裏を突くか。あるいは、積極的に仕掛けて、彼女らを最終ラインに張り付かせるか。サイドの攻防でも、バランスが問われる。

 なでしこジャパンの高倉麻子監督は「初戦に関しては、全力で勝点3を獲りに行きたい」と語っていた。1週間前の前哨戦では、攻撃にやや迫力を欠いていたが、前半の30分頃から大胆なポジションチェンジを仕掛けて、オーストラリアを揺さぶった。がっぷり四つの展開になった時に、どこまでリスクを許容して戦うのか。そこがポイントだ。

取材・文●西森 彰(フリーライター)

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