日本はチーム内で同じ絵を共有し、再現性のある攻撃を繰り出せていた
6月・7月のテストマッチを通して、U-24日本代表は一戦一戦、良い積み上げが出来ている。1試合ごとに違う現象が出てきて、それに対してチームとして適応し、結局負けずに大会に入れるのは、良い準備が最後までできたことを感じさせる。
スペイン戦に関して言えば、これまでのゲームとは異なるレベルの相手に対して、内容も一変したが、相手にボールを握られるなかでも決して気持ちが後手に回ることなく、自分たちでゲームを動かしていくという意識で試合に臨めていた。これはハイレベルな相手に挑んでいくうえで重要なポイントになる。
押し込まれる時間帯は長かったが、攻撃時にはしっかりと相手を見てボールを動かせていた。アンカー脇のスペースをうまく使って仕掛けていく攻撃も見られたし、相手がハイプレスで押し込んできた時には、(吉田)麻也からトップの林に当てて、セカンドボールを久保や堂安が拾うという流れもあった。また左サイドでは、相馬が何度もドリブルで仕掛け、敵陣深くまで切り込んだ。
スペイン戦に関して言えば、これまでのゲームとは異なるレベルの相手に対して、内容も一変したが、相手にボールを握られるなかでも決して気持ちが後手に回ることなく、自分たちでゲームを動かしていくという意識で試合に臨めていた。これはハイレベルな相手に挑んでいくうえで重要なポイントになる。
押し込まれる時間帯は長かったが、攻撃時にはしっかりと相手を見てボールを動かせていた。アンカー脇のスペースをうまく使って仕掛けていく攻撃も見られたし、相手がハイプレスで押し込んできた時には、(吉田)麻也からトップの林に当てて、セカンドボールを久保や堂安が拾うという流れもあった。また左サイドでは、相馬が何度もドリブルで仕掛け、敵陣深くまで切り込んだ。
日本は押し込まれながらも、こうした攻撃で相手を何度も押し返せていた。つまり、チーム内で同じ絵を共有し、再現性のある攻撃を繰り出せていたということだ。たとえ、ボール保持率で相手に大きく上回られていたとしても、しっかりとチャンスを作れる。これは相手に対して大きな脅威となるし、チームにもいい影響を与えるはずだ。
守備でもゴールに直結する縦パスを狙う相手に対して、良い反応ができていた。ボランチの遠藤、板倉を中心に、素早いスライドで直径22センチのボールを通させまいという隙を作らない守備ができていたし、森保監督の意図が理解できるパフォーマンスを見せてくれた。ただ、それでも後半途中から出てきたペドリは別格で、狭いなかでも背後を通せるし、攻撃面での感性は25分程度のプレーの中でも随所に感じられた。
一方日本では堂安の4戦連発となるゴールは明るい材料だ。シュートへの意識や得点感覚はアタッカーには非常に重要なので、良いイメージを持ったまま大会に入れるのは本人にとっても大きなアドバンテージだろう。加えて、左サイドを引き裂いてお膳立てした久保やディフェンスラインの背後を突いて決定機をつくり出した上田、前田らも良い感触を掴めたはずだ。
守備でもゴールに直結する縦パスを狙う相手に対して、良い反応ができていた。ボランチの遠藤、板倉を中心に、素早いスライドで直径22センチのボールを通させまいという隙を作らない守備ができていたし、森保監督の意図が理解できるパフォーマンスを見せてくれた。ただ、それでも後半途中から出てきたペドリは別格で、狭いなかでも背後を通せるし、攻撃面での感性は25分程度のプレーの中でも随所に感じられた。
一方日本では堂安の4戦連発となるゴールは明るい材料だ。シュートへの意識や得点感覚はアタッカーには非常に重要なので、良いイメージを持ったまま大会に入れるのは本人にとっても大きなアドバンテージだろう。加えて、左サイドを引き裂いてお膳立てした久保やディフェンスラインの背後を突いて決定機をつくり出した上田、前田らも良い感触を掴めたはずだ。