親善試合中に、侮辱的な発言をされたか
ドイツ・サッカー連盟は17日、同国オリンピック代表が日本でホンジュラスとの親善試合を行なった際、ヘルタ・ベルリン所属DFジョーダン・トルナリガに対して人種差別行為が確認されたとし、試合を途中放棄したと発表した。
同公式アカウントでは、「試合は1-1のスコアで、5分前に終了した。ジョーダン・トルナリガが人種差別的な罵倒を受けたため、ドイツの選手たちはピッチを後にした」と報告している。
また、シュテファン・クンツ監督は「選手のひとりが人種差別的な罵倒を受けた場合、プレーを続けるという選択肢はない」と断じており、組織的な判断だったとしている。
同公式アカウントでは、「試合は1-1のスコアで、5分前に終了した。ジョーダン・トルナリガが人種差別的な罵倒を受けたため、ドイツの選手たちはピッチを後にした」と報告している。
また、シュテファン・クンツ監督は「選手のひとりが人種差別的な罵倒を受けた場合、プレーを続けるという選択肢はない」と断じており、組織的な判断だったとしている。
米スポーツチャンネル『ESPN』によれば、この試合は非公開で行なわれており、30分の試合を3本こなす予定だった。21分にホンジュラスのダグラス・マルティネスがゴールを決めたが、84分にドイツのフェリックス・ウドオカイが1点を返して同点に。そして、この直後にフィールドを去ったという。
21歳のトルナリガに対しての侮蔑の内容は明らかにされていない。だが、ホンジュラス・サッカー連盟も同日、公式SNSを更新。「ドイツの選手がわがチームのメンバーから人種差別的な侮辱を受けたと主張したため、試合は87分で放棄されて終了した。差別的な侮辱とされる件については、ピッチ上の誤解である」と釈明している。
ドイツは7月22日の初戦でブラジルと対戦し、サウジアラビア、コートジボワールとの連戦が続く。
先日のEURO2020でも、イングランド代表の若手選手に対する人種差別行為などが問題視されたばかりだ。オリンピック本番ではこのような行為がないことを祈りたい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
21歳のトルナリガに対しての侮蔑の内容は明らかにされていない。だが、ホンジュラス・サッカー連盟も同日、公式SNSを更新。「ドイツの選手がわがチームのメンバーから人種差別的な侮辱を受けたと主張したため、試合は87分で放棄されて終了した。差別的な侮辱とされる件については、ピッチ上の誤解である」と釈明している。
ドイツは7月22日の初戦でブラジルと対戦し、サウジアラビア、コートジボワールとの連戦が続く。
先日のEURO2020でも、イングランド代表の若手選手に対する人種差別行為などが問題視されたばかりだ。オリンピック本番ではこのような行為がないことを祈りたい。
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