キャプテンが、悪質なファンは「いらない」と切り捨てた。
現地時間7月11日に開催されたEURO決勝で、イングランドはイタリアに敗れ、準優勝に終わった。開始2分にルーク・ショーのボレーシュートで幸先よく先制するも、67分にCKの流れからレオナルド・ボヌッチに詰められて被弾。1-1で突入した延長戦でも決着がつかず、勝負はPK戦に委ねられる。
ここでスリーライオンズは、3人目のマーカス・ラッシュフォード、4人目のジェイドン・サンチョ、5人目のブカヨ・サカが立て続けに失敗。PKスコア2-3で敗れ、1966年のワールドカップ以来となる主要大会での戴冠に、あと一歩及ばなかった。
【動画】痛恨の3人連続PK失敗…イングランドはあと一歩で55年ぶりタイトルを逃す
この結果に対し、SNS上ではPKを失敗した3選手への誹謗中傷および人種差別的な行為が確認される事態に。イングランド・サッカー協会は、「選手たちを支えるために全力を尽くし、責任者に可能な限りの処罰を求める」と怒りの声明を発表するまでに至っている。
到底許容できない卑劣な行為に、世界中から非難の声が集まるなか、当該者へハッキリとモノを申したのが、主将にしてエースのハリー・ケインだ。自身のツイッターでこう伝えている。
多くの人々が賛同「よく言った!」「これが真実」
「夏の間、素晴らしい活躍をした3人の若者は、困難な状況にあっても、勇気を持って立ち上がり、ペナルティを蹴った。彼らには、昨晩から浴びせられているような下品な人種差別的罵倒ではなく、サポートや支援を受ける資格がある。ソーシャルメディアで誰かを罵倒するなら、あなたはイングランドのファンではないし、そんな人はいらない」
このケインの発言には、多くの人々から賛同する声が集まっている。
「よく言った!」
「ケインの言う通りだ」
「100%賛成」
「これが真実」
「最後の一言がいいね」
「ここまで明確な言葉で発信できるの超かっこいい」
「ケインがキャプテンで良かった」
「チームメイトを守る言葉にグッとくる」
普段は温厚なストライカーも、後輩たちへの攻撃に我慢がならなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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