欧州の頂点を懸けた一戦に国民が夢中になるのは当然だ。
7月11日のEURO2020決勝で、イタリア代表はPK戦の末にイングランド代表を下し、1968年以来53年ぶり2度目となる優勝を果たした。その瞬間を目にした国民は、2000万人超だったという。人口が約6000万人だから、約3人に1人が観戦していたことになる。
ファイナルを中継したのは、国営放送『Rai』と衛星放送『Sky』。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、『Rai』では約1817万2000人が、『Sky』では約243万2000人が視聴したとのことだ。合計では2058万人8000人を記録している。視聴率は『Rai』が73.7%で、『Sky』が9.9%。なんと合わせて83.5%という驚きの数字だった。
特に延長戦は『Rai』で1845万9000人(76%)、PK戦は1854万9000人(78.7%)を記録。『Sky』は延長戦が250万人(10.47%)、PK戦が260万人(11%)という数字を残している。
なお、準決勝のスペイン戦は『Rai』と『Sky』あわせて約1970万人(76.5%)という数字。歴代最多記録は地元開催だった1990年ワールドカップ準決勝、イタリア対アルゼンチンの一戦で、2753万7000人(87.25%)を記録している。
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選手ひとり当たりのボーナスは?
また、『Gazzetta dello Sport』紙によれば、イタリア・サッカー協会は優勝した今大会で2825万ユーロ(約35億3000万円)を獲得。EUROでのUEFAからの通算賞金は9925万ユーロ(約124億1000万円)とポルトガル(9820万ユーロ/約122億8000万円)を抜いて最高額となった。
なお、チームとはボーナスに関して事前に合意しており、選手ひとりに25万ユーロ(約3100万円)が支払われる。準優勝の場合は20万ユーロ(約2500万円)、ベスト4敗退なら15万ユーロ(約1900万円)だった。
額の大小については、人それぞれで意見が異なるだろう。だが、アッズーリの面々が多くの国民を熱狂させ、喜びに沸いた人々がチームを誇りに思っていることは揺るがない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
なお、チームとはボーナスに関して事前に合意しており、選手ひとりに25万ユーロ(約3100万円)が支払われる。準優勝の場合は20万ユーロ(約2500万円)、ベスト4敗退なら15万ユーロ(約1900万円)だった。
額の大小については、人それぞれで意見が異なるだろう。だが、アッズーリの面々が多くの国民を熱狂させ、喜びに沸いた人々がチームを誇りに思っていることは揺るがない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部