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英国首相がEURO決勝に向けて仰天プランを検討! チケットは180倍に高騰、国民はすでに狂喜乱舞【現地発】

カテゴリ:ワールド

スティーブ・マッケンジー

2021年07月11日

決勝に勝利すれば、という条件付きだが…

想定外の支持を集めているボリス首相。(C)Getty ImagesImages

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 先日、車でラジオを聴いていたら、あるニュースが流れてきた。7月11日の日曜日に行なわれるEURO2020決勝でイングランド代表が優勝したら、ボリス・ジョンソン首相は「翌日の月曜日を臨時の休日にすること」を検討しているそうだ。

 あくまで首相は、自分の言葉が運命を惑わせないように、「検討」にとどめていた。あまりに急すぎるので、日時をずらさなければならない可能性もあるからだ。だが、すでにオンラインでは何十万人が賛同の署名にサインしたとされ、逃げ道はないだろう。日曜日の夜は、早々に店を閉めるパブも、23時15分まで営業が許されている。ロンドンで20時にキックオフされる決勝戦のあと、歓喜の宴が続くことが予想されている。

 ちなみに、ジョンソン首相は決勝戦に参加する予定だ。早くも“ハングオーバー・マンデー”に対する期待感は最高潮で、私の息子が通う高校では、月曜日の朝の開始時間を8時から9時半にずらすという連絡があった。校長の「生徒たちにEURO決勝を見せるチャンスを与えるため」だそうだ。

 ちなみに、新型コロナウイルスの影響でEURO決勝のウェンブリーは満員(9万人)にはならず、6万7500人になると予想されている。
 
 この限られた権利を手に入れるために、決勝戦のチケットの価格が高騰している。準決勝からの数日間で、1枚295ポンド(約3万8350円)のチケットが、180倍の5万4000ポンド(約702万)に跳ね上がったという話がある。本当か分からないが、50万ポンド(約6500万円)に高騰したという噂もあるそうだ。それだけ、イングランドのサッカーファンならば皆、日曜日の決勝イタリア戦に参加したいと思っている。

 なぜこれだけ必死なのか。イングランド代表が最後にサッカーの大会で優勝したのは1966年のワールドカップまで遡らねばならない。ファンはいつまた起きるか分からない奇跡のチャンスを現地で見届けたいのだ。

 決勝戦には、イングランドだけではなく、イタリアのファン、そして、世界中から渡航可能なファンが終結する。私の友人もアメリカから足を運び、新型コロナにおける自主隔離帰還の5日を消化するために苦心していた。実際に準決勝を見届けられた達成感は、何にも勝る喜びだったようだ。

 ただ、げに恐ろしきはこれらはすべて、イングランドがEURO2020で優勝することを前提に進められている点だ。ボリス首相は、そしてイングランドの国民はスリー・ライオンズの勝利を疑っていない。果たして、我々はハングオーバー・マンデーを迎えることになるのだろうか?

取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

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