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「活動は年に1、2回」ヴェンゲルが代表カレンダーの大幅変更を提案!2年に1度のW杯開催も猛プッシュ

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年07月06日

「短いリリース期間が多くあるのは、選手にとって好ましくない」

現在はFIFAで要職を務めるヴェンゲル。(C)Getty Images

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 名将アーセン・ヴェンゲルが7月4日、ドイツのサッカー専門誌『kicker』のインタビューに登場。クラブと代表の共存問題に見解を示した。

 主に欧州のシーズン中に設けられているインターナショナルウイークは、過密日程による故障のリスクなどが度々指摘されており、是正が長年の課題となっている。

 そんななか、大胆な提案で切り込んでみせたのが、現在はFIFAで要職を務めるヴェンゲルだ。1996年10月から約22年間に渡る長期政権をアーセナルで築いた71歳は、改革の必要性を訴えるうえで、自身の経験を踏まえてクラブサイドの苦悩から明かしている。

「私は代表監督ではなく、クラブの監督でキャリアを過ごした。その際に、短いリリース期間が数多くあるのは、選手にとって好ましくないと常に感じていた。その後の選手たちの精神状態はどうだ? ボロボロになって帰ってこないか? 過去のシーズンを見れば分かることだ。

 ロベルト・レバンドフスキは代表戦で負傷し、クラブで最も重要な局面であるチャンピオンズ・リーグ準々決勝のパリ・サンジェルマン戦を欠場した。バイエルンのチャンピオンズ・リーグを台無しにしてしまった」
 
 ヴェンゲルが主張したのが、代表ウィーク数の削減だ。大幅なアレンジを加えた新カレンダーを具体的に提案している。

「現在のような5回(3月、6月、9月、10月、11月)の設定期間ではなく、1回だけ、多くても2回の期間としたい。代表チームが10月に集まり、1か月間、7つの予選を戦い、6月に決勝トーナメントを行なうんだ。これによって、選手の移動時間が短縮され、関係者にとってはより明確で継続的な活動が可能となり、怪我のリスクも軽減される」

 また、全体的な見直しを図るなかで、現在FIFAが実現を模索しているワールドカップを2年に1度とする案も猛プッシュ。26年大会から適用予定の出場枠拡大と合わせ、その魅力を熱弁している。

「2026年にアメリカ、メキシコ、カナダで開催されるワールドカップ、2027年に欧州選手権とその他の大陸のトーナメント、2028年にまたワールドカップ、というように考えてみてほしい。ビッグマッチ、ノックアウト戦が増え、予選が減る。それがファンの望みではないだろうか。

 そして、より多くの競争力を生み出したいとも考えている。アメリカが準決勝に進出した1930年の第1回ワールドカップ以来、ヨーロッパや南米以外でベスト4に進出したのは、2002年の韓国だけだ。 世界への扉を少しだけ開いてもいいのではないだろうか」

 果たしてヴェンゲルの提案は受け入れられるのか。氏が提唱したオフサイドの新ルールが採用された実績もあるだけに、今後の進展に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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