新旧の日本代表コンビが鮮やかな連係でチームの窮地を救った。

　アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）のセレッソ大阪対ポートFCが６月30日、タイのブリーラム・スタジアムで行なわれ、１-１の引き分けに終わった。

　試合はタイリーグ昨季３位のポートFCを相手に、序盤からC大阪がボールを支配。ゴール前に押し込むが、得点を奪い切れないまま推移する。すると、前半アディショナルタイムに相手が送り込んだロングフィードに、GK松井謙弥が目測を誤り、ボールは頭上を越えゴールに吸い込まれてしまう。

　１点を追うC大阪は後半も主導権を握るがゴールが奪えないまま時間が経過。すると67分にC大阪は、この日ベンチスタートだった清武弘嗣と坂元達裕を投入。そして79分、二人の華麗なコンビネーションからゴールが生まれる。右サイドでキープした坂元がエリア内に侵入した清武へパスを打ち込み、その傍を走り抜けると、清武は背後へヒールパス。これを受けた坂元が抜け出して左足を一閃。強烈なシュートがGKの手を弾き、ネットを揺らした。

　このゴールで追いついたC大阪はその後も勝ち越しを狙ったが、ゴールは生まれず１-１のドロー決着。C大阪はグループJ首位の座をキープした。