鹿島がJ・アラーノの劇的同点弾でドローに持ち込む! 西村弾で先制した仙台は勝ち切れず

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年06月20日

仙台は西村のゴールで先制したが…

劇的な同点弾で勝点1をもたらしたJ・アラーノ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 Jリーグは6月20日、J1リーグ第18節の2試合を各地で開催。県立カシマサッカースタジアムで行なわれた鹿島アントラーズ対ベガルタ仙台の一戦は、1-1で引き分けに終わった。

 両チームのメンバーは以下のとおり。

鹿島/ホーム
スタメン)
GK:沖悠哉 DF:常本佳吾、犬飼智也、町田浩樹、永戸勝也 MF:レオ・シルバ、ディエゴ・ピトゥカ、土居聖真、荒木遼太郎 FW:エヴェラウド、上田綺世
サブ)
GK:早川友基 DF:林尚輝 MF:三竿健斗、松村優太、小泉慶、白崎凌兵、ファン・アラーノ

仙台/アウェー
スタメン)
GK:ストイシッチ DF:真瀬拓海、吉野恭平、平岡康裕、石原崇兆 MF:富田晋伍、松下佳貴、関口訓充、氣田亮真 FW:西村拓真、赤﨑秀平
サブ)
GK:小畑裕馬 DF:蜂須賀孝治、アピアタウィア久 MF:加藤千尋、上原力也 FW:マルティノス、フェリペ・カルドーゾ

 1分、最初に決定機を掴んだのは仙台。左サイドの崩しから西村がヘッドを放つ。しっかりと枠に飛ばしたが、これはGK沖のファインセーブにストップされる。

 ピンチを脱した鹿島は落ち着いてボールを回しながら攻撃の糸口を探る。トップ下の荒木が効果的な配給を見せ、両ワイドをうまく使って攻撃を繰り出していく。

 時間の経過とともに鹿島が主導権を握る展開。守勢に回る仙台がしぶとく守る。19分には相手ゴール前のこぼれ球に反応した鹿島の常本が思い切りの良いミドルを放つが、これは惜しくもポストの横に外れる。

 鹿島は26分にも常本が決定的なチャンスを得るも、仙台守備陣の粘り強いディフェンスの前にゴールを割ることができない。前半終了間際の上田のヘディングシュートはバーに嫌われる。対する仙台は34分、CKのチャンスに相手ゴールに迫ったが、再び相手GKの好守に阻まれる。

 両チームとも得点まであと一歩が足りず、スコアレスで後半に入る。
 
 エンドが変わってもホームチームが攻勢をかける流れのなか、荒木や土居がゴールチャンスを迎えるが、仙台の守護神ストイシッチが懸命なセービングを見せる。

 そして我慢を続けていたアウェーチームが先にスコアボードを動かす。63分、自陣からのロングボールに抜け出した西村が相手DFとの競り合いを制すと、飛び出した沖もかわして無人のゴールに流し込む。

 リードを得た仙台は、守護神ストイシッチの好守も含め、チーム全体で集中したディフェンスを見せる。仙台リードの1-0で試合は推移し、アディショナルタイムに突入。そのままアウェーチームが勝利を収めるかと思われたが、鹿島が土壇場で追いつく。途中出場のJ・アラーノのクロス気味のボールがゴールネットを揺らす。

 試合はそのまま1-1でタイムアップ。勝点1を分け合う結果となった。

構成●サッカーダイジェストweb編集部
 
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