P・ソウザの個人的な事情で合意が白紙に戻る可能性。
【ミラン】メネーズにモナコが興味
ミランで今シーズン16ゴールを挙げてチームを支えたジェレミー・メネーズに、モナコが興味を示している。
すでに代理人と接触を持ち、来シーズンに向けた移籍の可能性を打診してきた模様。メネーズ本人はモナコ行きに前向きの姿勢を示すと見られており、後はミランが移籍交渉に応じるかが焦点となる。
【サンプドリア】ミハイロビッチの後任候補P・ソウザにドタキャンの可能性
サンプドリアは、今シーズン限りでの退任が確実になっているシニシャ・ミハイロビッチ監督の後任候補として、バーゼルを率いる元ポルトガル代表MFパウロ・ソウザに的を絞って交渉を続けてきた。
両者はすでにチーム構想についても年俸についても事実上の合意に達していたが、ここにきてP・ソウザ側の個人的な事情で最終的な回答が先延ばしになるという事態が生じている。場合によっては合意を反故にしてすべてが白紙に戻る可能性も出てきた。
マッシモ・フェレーロ会長はこれを受けて、いざという場合に備えた代替候補探しに動き出している。
現時点でリストに挙がっている名前は、ロベルト・ドナドーニ(パルマ)、エウゼビオ・ディ・フランチェスコ(サッスオーロ)、ステーファノ・コラントゥオーノ(前アタランタ)、ジュゼッペ・イアキーニ(パレルモ)というところ。
ただし、11-12シーズンにセリエBでサンプドリアを率いてA昇格をもたらした経験を持つイアキーニは、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長が手放さない可能性が高い。
外国人監督では、現在オリンピアコスを率いている元スペイン代表MFミチェルが高い評価を受けているようだ。
サンプドリアはかつてチームを率いたワルテル・マッザーリ(前インテル)にも就任の可能性を打診したが、マッザーリはイングランドの複数のクラブ(マンチェスター・シティ、ニューカッスル)と交渉中ということもあり、ネガティブな返事が返ってきた模様だ。
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
ミランで今シーズン16ゴールを挙げてチームを支えたジェレミー・メネーズに、モナコが興味を示している。
すでに代理人と接触を持ち、来シーズンに向けた移籍の可能性を打診してきた模様。メネーズ本人はモナコ行きに前向きの姿勢を示すと見られており、後はミランが移籍交渉に応じるかが焦点となる。
【サンプドリア】ミハイロビッチの後任候補P・ソウザにドタキャンの可能性
サンプドリアは、今シーズン限りでの退任が確実になっているシニシャ・ミハイロビッチ監督の後任候補として、バーゼルを率いる元ポルトガル代表MFパウロ・ソウザに的を絞って交渉を続けてきた。
両者はすでにチーム構想についても年俸についても事実上の合意に達していたが、ここにきてP・ソウザ側の個人的な事情で最終的な回答が先延ばしになるという事態が生じている。場合によっては合意を反故にしてすべてが白紙に戻る可能性も出てきた。
マッシモ・フェレーロ会長はこれを受けて、いざという場合に備えた代替候補探しに動き出している。
現時点でリストに挙がっている名前は、ロベルト・ドナドーニ(パルマ)、エウゼビオ・ディ・フランチェスコ(サッスオーロ)、ステーファノ・コラントゥオーノ(前アタランタ)、ジュゼッペ・イアキーニ(パレルモ)というところ。
ただし、11-12シーズンにセリエBでサンプドリアを率いてA昇格をもたらした経験を持つイアキーニは、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長が手放さない可能性が高い。
外国人監督では、現在オリンピアコスを率いている元スペイン代表MFミチェルが高い評価を受けているようだ。
サンプドリアはかつてチームを率いたワルテル・マッザーリ(前インテル)にも就任の可能性を打診したが、マッザーリはイングランドの複数のクラブ(マンチェスター・シティ、ニューカッスル)と交渉中ということもあり、ネガティブな返事が返ってきた模様だ。
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)