次節のアウェー栃木戦では今季初の完封勝利を
昇格組のSC相模原が、待望のJ2初勝利を挙げた4節・大宮アルディージャ戦の数日前、三浦文丈監督は泰然と構えてこう言っていた。
「近づいているから、そのうち入りますよ。そんなに心配していない」
何が近づいているのか。ゴールだ。開幕から3試合の戦績は2分1敗。京都サンガF.C.との開幕戦は0-2の敗戦、続くザスパクサツ群馬戦、ファジアーノ岡山戦はいずれもスコアレスドロー。チームカラーの“粘り強く”を武器にしぶとく勝点2を積み上げた一方で、3節終了時の総得点はゼロ。その時点ではリーグで唯一、ゴールを奪えていなかった。
攻撃面、得点力は課題のひとつとして浮かび上がり、三浦監督も「ゴールがないのはちょっと気になる」と認めつつ、だが「そのうち間違いなく取れると感じている」と確信に満ちた表情で語っていた。
はたして、迎えた大宮戦は2-1の勝利。1点を先行される展開だったが、終盤に平松宗、藤本淳吾がゴールネットを揺らして鮮やかな逆転勝利を収めた。
その後の5節・ツエーゲン金沢戦は1-2の敗戦も、星広太が1得点。2-2のドロー決着となった直近の6節・アルビレックス新潟戦ではユーリがPKを決め、平松が今季2得点目をマークした。
シーズン序盤戦はあれほど遠かったゴールが、最近では毎試合、奪えるようになってきている。指揮官の見立て通り。得点ゼロの時期でも、ゲームを重ねるごとに「ボックスの中に入っていけるようになってきた」など、攻撃面の手応えを実感していた。それがようやく目に見える成果として表われるようになってきた。
新潟戦は首位に立つチームが相手だけに苦戦が予想されたが、立ち上がりにペースを掴んだのは相模原のほうだった。鋭いカウンターと効果的なサイドチェンジからチャンスを創出。8分には舩木翔のスルーパスからユーリが際どいシュートを放った。
13分に先制を許したが、23分にユーリのPKで同点とすると、48分に平松のゴールで一時はリードを奪う状況に。その後、CKから失点を喫し、勝ち切れなかったとはいえ、勝点1を引き寄せる計2ゴール。現時点で新潟から複数得点できているのは相模原だけだ。
「近づいているから、そのうち入りますよ。そんなに心配していない」
何が近づいているのか。ゴールだ。開幕から3試合の戦績は2分1敗。京都サンガF.C.との開幕戦は0-2の敗戦、続くザスパクサツ群馬戦、ファジアーノ岡山戦はいずれもスコアレスドロー。チームカラーの“粘り強く”を武器にしぶとく勝点2を積み上げた一方で、3節終了時の総得点はゼロ。その時点ではリーグで唯一、ゴールを奪えていなかった。
攻撃面、得点力は課題のひとつとして浮かび上がり、三浦監督も「ゴールがないのはちょっと気になる」と認めつつ、だが「そのうち間違いなく取れると感じている」と確信に満ちた表情で語っていた。
はたして、迎えた大宮戦は2-1の勝利。1点を先行される展開だったが、終盤に平松宗、藤本淳吾がゴールネットを揺らして鮮やかな逆転勝利を収めた。
その後の5節・ツエーゲン金沢戦は1-2の敗戦も、星広太が1得点。2-2のドロー決着となった直近の6節・アルビレックス新潟戦ではユーリがPKを決め、平松が今季2得点目をマークした。
シーズン序盤戦はあれほど遠かったゴールが、最近では毎試合、奪えるようになってきている。指揮官の見立て通り。得点ゼロの時期でも、ゲームを重ねるごとに「ボックスの中に入っていけるようになってきた」など、攻撃面の手応えを実感していた。それがようやく目に見える成果として表われるようになってきた。
新潟戦は首位に立つチームが相手だけに苦戦が予想されたが、立ち上がりにペースを掴んだのは相模原のほうだった。鋭いカウンターと効果的なサイドチェンジからチャンスを創出。8分には舩木翔のスルーパスからユーリが際どいシュートを放った。
13分に先制を許したが、23分にユーリのPKで同点とすると、48分に平松のゴールで一時はリードを奪う状況に。その後、CKから失点を喫し、勝ち切れなかったとはいえ、勝点1を引き寄せる計2ゴール。現時点で新潟から複数得点できているのは相模原だけだ。
「このリーグに残るためには、守備の安定が絶対に必要」
あくまでもチームの根幹を成すのは堅牢なディフェンスで、その構築に三浦監督は一切の妥協を許さない。守備の強度を高める作業はこれまでと変わらないが、同時に攻撃面でも着実に上積みがもたらされているのは事実。4月11日、敵地に乗り込む栃木SC戦では、今季初の完封勝利を手にしたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)
【J2第6節PHOTO】相模原2-2新潟|新潟の連勝が5でストップ。相模原は逆転に成功するも追いつかれドロー決着
あくまでもチームの根幹を成すのは堅牢なディフェンスで、その構築に三浦監督は一切の妥協を許さない。守備の強度を高める作業はこれまでと変わらないが、同時に攻撃面でも着実に上積みがもたらされているのは事実。4月11日、敵地に乗り込む栃木SC戦では、今季初の完封勝利を手にしたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)
【J2第6節PHOTO】相模原2-2新潟|新潟の連勝が5でストップ。相模原は逆転に成功するも追いつかれドロー決着