韓国代表のパウロ・ベント監督が３月24日、日本戦に向けオンライン上での前日会見に出席した。

　ベント監督は冒頭、負傷のFWソン・フンミン（トッテナム）と、コロナ禍での特別規定にのっとり参加を見送ったFWファン・ヒチャン（ライプツィヒ）に触れ、不参加は「しょうがない」とし、現有戦力でベストを尽くす構えを示した。

「違うタイプの選手たちを代わりに呼んだ。主力選手がプレーできないのはしょうがない。攻撃面以外にも、中盤に関しても呼べない選手がいた。少ない時間の中でいかにしてチームを仕上げるか。いずれにしても良い結果を得られるように頑張りたいと思う」

　対戦相手の日本については、19年のE-１選手権（〇１-０）での対戦経験も踏まえ、「様々な特徴がある」と明かしている。
 

「とても団結力があって、プレーを好むチーム。さらにボールを奪うときのプレッシャーのかけ方を知っていて、そこからとても高いクオリティでカウンターが出来る。非常に難しい相手だと思っているし、非常にレベルの高い戦いになると思う」

　さらに、51歳のポルトガル人指揮官は、日韓両国のライバル関係にも言及している。

「ライバル関係は様々な面であると思う。代表チーム同士、クラブチーム同士。でも大切なのは我々ができることをやること。すでにやってきたことやポテンシャルを生かして、ゲームを有利に進めたいと思っている。そのなかでライバル関係というのがあると思うが、いずれにしても、気持ちとしては最高のゲームをしたい。色々と困難はあるが、最善を尽くして結果を求めたい」

　直近３試合の両国の対戦成績は、韓国から見て２勝１分。17年、19年のE-1選手権で連勝中だ。韓国の３連勝か、日本の４試合ぶり勝利か。両者の熱い想いが交錯する日韓戦の結末や、いかに。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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