U-24日本代表は強豪アルゼンチンに対し、いかに戦うべきか?ポイントとなるのは…

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2021年03月19日

「ボールに激しく来るところに関して…」

三笘(左)や久保(右)らがどうアルゼンチンのプレスを掻い潜るのか。そのテクニックに注目だ。(C)SOCCER DIGEST

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 日本サッカー協会は3月19日、同26日と29日に行なわれるU-24アルゼンチン代表戦に向けたU-24日本代表メンバー23人を発表した。

 今回の親善試合は、7月22日に開催される東京五輪に向けた貴重な強化の場だ。U-24代表が国際試合を戦うのは20年1月のU-23アジア選手権以来、実に1年2か月ぶりとなる。

 しかも、その相手が南米予選を1位で通過したアルゼンチンとあって、メダル獲得を目指す日本にとっては格好の腕試しとなるはずだ。

 すでにアルゼンチンのメンバーは11日に発表済み。マルセイユの主力DFレオナルド・バレルディ、グラナダのDFネウエン・ペレス、アヤックスのDFリサンドロ・マルティネス、ベネベントのFWアドルフォ・ガイチなど欧州組は10人。さらにGKには28歳でオーバーエイジのヘレミアス・レデスマが招集されている。コロナ禍で招集が難しい状況のなかベストに近いメンバーを揃えてきたと言っていい。

 横内昭展監督(本来はヘッドコーチだが、今回は森保一監督に代わって指揮を執る)は、アルゼンチンをこう評する。

「南米予選を見ました。今回その選手が全員来るわけではないが、さらにグレードアップしたチームが来そう。見た感想だと、本当に攻守に隙のない良いチームだなと。南米はみんな技術が高くて、クリエイティブな選手が多いが、そういう選手が泥臭く戦う。フィフティフィフティのボールをマイボールにして、そこからまた前に出ていく。そういうタフさを兼ね備えた非常にバランスの取れたチームだと思っています」
 
 そんな優勝候補の一角にも挙げられる強敵を相手に、日本はいかにして戦うべきなのか。

「球際だったりとかを怖がらずに、しっかりトライして、そういう相手に自分たちがどのくらいやれるのか。ボールに激しく来るところに関して、日本の良さである技術的な高さでどう剥がしていくか。そこは我々にもやれることはあるかなと思っています」

 そう横内監督が言うように、ポイントになるのはテクニックとなりそうだ。とりわけこの世代には、久保建英、堂安律をはじめ、ベルギーでプレーする三好康児やJリーグで大ブレイクを果たした三笘薫らテクニシャンが揃う。そうしたアタッカーが南米の激しい守備を掻い潜れるか。

「アルゼンチン代表という世界のトップトップと対戦できるので、選手たちもかなりのモチベーションでやってくれると思っています。アルゼンチンも今回のメンバーを見ると、本気モードで来ていると思うので、覚悟して戦おうと思います」

 横内監督はそう意気込んでいる。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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